Q: どこから手をつけていいか判りません。
2010-04-05  質問者:ニキさん
初めまして。Q&A いつも拝見して勉強させて戴いています。
このたびTX650(おそらく75年式)の不動車を手に入れて修理を始めました。
キャブにガソリンが来ているのは確認したのですが、左右のプラグから火が飛びません。
どこを疑って、どこを確認したらいいのか全く見当がつかない状況です。
ご指導いただけると助かります。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


火が飛ばないことには、絶対的にエンジンは始動しません!!
まず、火を飛ばすことから始めましょう。


TX650の点火システムは「ポイント式バッテリー点火」です。このシステムの部品構成は、
バッテリー・ポイント・コンデンサー・IGコイル・HTコード・プラグキャップ・プラグの7品目です。


以上7品目を順番に点検調整していきます。
まずバッテリーです。充電後のバッテリー単体電圧を測定します。12.5Vが必要な電圧です! 


そして、装着後メインスイッチをONにした状態でも電圧を測定して下さい。
ここで11V以下に電圧が落ちてしまう場合、バッテリーはすでに寿命が尽きています。


12V以下の場合もそろそろ寿命ですから、この際新品に交換しましょう。
交換の際は必ず開放式バッテリーの14L-A2品番をご購入ください。MFは使わないで下さいね!


次にポイントです。ポイントの接点を見てください! ポイント面はきれいですか?
荒れている場合は紙やすりでこすって修正します。修正しきれない場合は交換ですね。


そして、ポイントギャップ調整、点火時期調整、コンデンサー、IGコイルの点検を実施します。
点検・調整方法は「こちら」をご参照ください。


以上が終わったら、プラグを新品に換えて、火花チェックをして下さい。
当然良い火が飛んでいると思いますよ・・・・・・・・「良い火、旅立ち?♪」


アールプロ門倉

一覧へ