XS650 ポイント・コンデンサー点検 点火時期調整
2014-06-14
【点火時期の調整】
最初にポイントギャップを合わせます。ポイントが開ききった時のギャップを0.4-0.5mm程度に設定します。クランクを回しながら上(右)下(左)のポイントを合わせてください。

次に点火時期の調整です。豆電球の簡易テスターを使用すると調整が簡単に出来ます。XS650の場合は上のポイント(右気筒)から始め、全体のプレートを動かして点火時期を設定します。ポイント配線部にテスターの鰐口クリツプを挟み、エンジンにテスターの針を接触させます。

そしてクランクシャフトをエンジン回転方向に回し、Fマークの位置で豆電球が点灯する(ポイントが開く)ようプレートを動して調整します。次に下のポイント(左気筒)を小さなプレートを動かして左気筒の点火時期を設定します。

調整範囲内で設定できない時はポイントギャップを見直してください。ギャップが広すぎると点火時期は早めになってしまいます。調整が完了したら、プラグを外した状態で充分な強さの火花が出ているかチェックをします。

そして実際にエンジンを掛けタイミングライトにて、点火時期にズレがないかの最終チェックをします。タイミングライトの(+)と(-)のコードをバッテリーにつなぎ、ハイテンションコードにクリップを挟み込みます。ストロボライトがFの位置で光ればOK です。

FとTの間だと遅すぎで、Fの前で光る場合は早過ぎです。この場合も前述の通りプレートの移動で調整します。最後に、スムーズに進角されるか?アイドリング時に点火時期がフラつかないか?のチェックをしてください。タイミングライトを使用し、規定回転数において規定の位置に点火時期が移動するか点検します。

ポイント接点部より火花が出ていると、スパーク電圧の低下、タイミングのズレを起こします。出来るだけ火花が出ないように調整しなければなりません。コンデンサー不良、コンデンサー及びポイントのアース不良、ポイントギャップの広すぎ、プラグギャップの広すぎが主な原因です。


【ポイント点検】
ポイントは使用していると焼けてしまったり、磨耗したりします。焼けた接点はペーパーヤスリで修復し、常に最良のクリアランスに保つ必要があります。
 

【コンデンサーの点検】
コンデンサーはポイント接点の焼損防止の役割します。コンデンサーが古くなると絶縁が悪くなり、コンデンサー容量が減って接点の焼損をまねきます。 

またコンデンサー不良やコンデンサーのアース不良により火花が弱くなったり、飛ばなかったりします。テスターをあてると最初かすかに針が振れ、すぐに抵抗値∞になれば正常です。

もう一つの点検方法はポイント面からの火花です。接点からの火花が多くなったら交換時期とお考え下さい。 

【ガバナー(進角装置)の点検】
「F」マークの点火時期は上死点前10度の設定になっていますが、回転を上げた時に最大進角位置38度まで点火時期が進むようにガバナーが付けられています。

このガバナーは機械式でウエイト(重り)が遠心力で広がる力でポイントカムを進めています。

約2000rpmでガバナーが開き始め、3000rpmで開ききらなければなりません。
開き始めのタイミングはスプリングの強さで、開ききった角度38度はストッパーの位置で調整します。

なおウエイトとセンターカムの勘合部分にガタが出ている場合は、点火時期が左右に踊ってきっちり定まらなくなりますので、ガバナーの交換が必要になります。

【IGコイル点検】
ポイント車用のIGコイルはシングルを左右に1個づつ、合計2個使用しています。
このコイルの1次側抵抗値は4-4.5Ω、2次側が7kΩです。

熱を逃がさないと抵抗値が増えてしまうので、ボルトは充分締め付けてしっかりと固定します。

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