☆ レギュレター/レクチファイヤーのはなし
2005-09-17
【発電機の種類】
直流発電機      ダイナモ
交流発電機      単相交流 ―マグネチックローター
             三相交流 ―マグネチックローター
             三相交流 ―フイールドコイル(ブラシorブラシレス) ―プラス制御
             三相交流 ―フイールドコイル(ブラシorブラシレス) ―マイナス制御

愛車の発電機のタイプがわかれば、それに適したR/R(レギュレター/レクチ)が探せます。 
配線図でレクチに行く交流の線が2本であれば単相で、3本なら三相となります。


発電機内部に別のコイルが存在し配線が繋がっていればフイールドコイルタイプです。 さらにその線が1本ないしは、2本で片方がアースに落ちていればプラス制御と言う事になります。


現在の主流はマグネチックロータータイプですが、60?70年代には、より多くの充電量を確保するためフイールドコイルタイプの発電機が多く採用されていました。

基本的にはACでどれだけ発電しているかが最重要項目です。それを効率良く整流してバッテリーに持ってくれば良いわけです。
そして過充電を防ぐためにレギュレター機能が必要となります。

【レクチファイヤー/整流器】
交流発電で最初に使われたのがセレン整流器ですが、効率、耐久性の問題ですぐにダイオードに変わります。単相交流用のレクチであるブリッジダイオード(菱形回路)を二つ重ねたのが三相用レクチです。



【レギュレター】
マグネチックローターの単相交流発電機は常に発電しっぱなしですから、必要以上の電流は捨てています。 これを受け持っているのがツェナーダイオードです。電気エネルギーを熱エネルギーに変換します。 しかし三相交流発電機の場合は熱対策の問題からスイッチによる断続が一般的です。

           
一定の電圧を超えるとバッテリーへの供給回路を遮断します。 これに対してフイールドコイルタイプはバッテリー電圧が下がると、コイルに電流を通して電磁化し、まわりのコイルで発電します。 この電流ON-OFF制御するのがレギュレターです。充電の必要がないときは作らないわけです。


同じレギュレターといっても根本的にまったく違いますね。フイールドコイルタイプのレギュレターは初期には機械式でしたが、その後ICレギュレターに変わりました。 ここで注意しないといけない事はICでスイッチをON-OFFしますが、(+)スイッチと(?)スイッチがあります。これがプラス制御とマイナス制御の違いです。 配線間違えると大変です。


単相交流の多くは(特にHONDA車)レギュレターを持たない車種が数多く見られます。 単相コイルを2個装備して、通常1個使用でライト点灯時のみ2個使うという方法です。 これは強制充電回路と呼ばれています。当社では最初から2個つないでレギュレターをつける方法を薦めています。その方が確実に充電に余裕が出ます。



【充電不良】
R/Rの交換は充電不良の特効薬みたいに考えている人に多数出会います。 これは大きな間違いで、まったく充電されないか、過充電の場合はR/R不良の疑いがありますが、充電が弱いとなるとジェネレター自体の場合が多いですね。


マグネチックローターの場合は磁力の低下が致命傷になります。これは新品が入手困難な場合程度の良い中古に頼るしかありません。(HONDA車の単相交流車両のCB250,CB450等は上記方法でかなり改善できます)


フイールドコイルの場合も熱により抵抗値が増えて電磁石の磁力低下がおこります。この場合電力不足ですからレギュレターのスイッチがON状態が続き電気が流れっぱなしで、よけいに熱を持ってしまいます。 これはレギュレターにも悪い影響を与え、加熱によるパンクを誘発します。 レギュレターがパンクして、新品に交換したがまたパンクと言う事態になります。 早めにコイル巻き替えをしないと解決しません。


【当社製品の御案内】
ジェネレーターが発電した電気は交流です。これを直流にする為に整流器が必要です。 この部品をレクチファイヤーと言います。 また整流された直流電流の電圧を規定値を超えないように制御しなければなりません。 その為に必要な部品がレギュレターです。この二つの部品を一つにまとめた物がレギュレター/レクチファイヤーと呼ばれています。


発電機の種類によって様々なタイプが存在します。純正部品が欠品してしまった場合でも、発電機の種類さえ解れば汎用部品での代替えが可能です。 それではレギュレター/レクチファイヤーの当社ラインナップをご紹介します。



【PODTRONIC レギュレター/レクチ 単相交流12Vマグネチックローター用 ¥12,000】
発電コイルが1個または2個の単相交流発電機に適応します。 大容量の定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)を使い、電源電圧が規定以上に上がった時に余剰電力をアース側に捨て、熱エネルギーとして放出し、電圧を一定に保ちます。



【PODTRONIC レギュレター/レクチ 三相交流12Vマグネチックローター用 ¥18,000】
発電コイルが3個の三相交流で永久磁石のローター使用の発電機に適応します。 バッテリー電圧が規定以上になった時に充電回路の経路を「OFF」にしてそれ以上の電圧にならないように制御します。



【PODTRONIC レギュレター/レクチ 三相交流 12Vフィールドコイル用 ¥18,000】
発電コイルが3個の三相交流で、中央回転部に電磁石を使用している、発電器に適応します。配線図には3+1個のコイルが記載されています。 電磁石のコイル自体が回転するタイプと、コイルは回転せずに、廻りの鉄ローターのみ回転するタイプがあります。

バッテリー電圧が低い時
電磁石コイルへ電流を流す→磁力が強くなる→発電電圧上昇。 
バッテリー電圧が高い時 
電磁石コイルへの電流をカットする→磁力が弱くなる→発電電圧下降。



【PODTRONIC 直流ダイナモ 電子レギュレター 12V/6V プラスアース/マイナスアース用 ¥18,000】
国産車ではメグロやW1、英国車のBSA,トライアンフなどの直流ダイナモ発電機に適応します。 従来の機械式レギュレターをメンテナンスフリーの電子制御に置き換えた画期的な製品です。純正のレギュレターボックスに内蔵出来るよう小型軽量設計となっています。



【PODTRONIC 12V/6V兼用 レクチファイヤー 単相交流 セレン整流器代替え品 ¥6,000】
発電コイルが1個または2個の単相交流発電機に適応します。 またフラマグ車のチャージコイル半波整流器としても流用可能です。 レギュレター機能がありませんので発電能力が弱った車両に最適です。    

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