Q: CL450 クラッチ貼りつき
2012-04-20  質問者:わたなべさん
クラッチ貼りつきのことで相談させてください。

クラッチレバーを握った時に、フリクションディスクとクラッチプレート(金属のプレート)が全部貼りついたまま車体外側に動いてしまいます。

いちばん外側のフリクションディスクがハウジングぎりぎりまで動くので、レバーからプッシュロッドまでは問題ないと思います。

本来ならディスクとプレートの間に少しづつ隙間が生じてクラッチが切れる仕組みだと思うのですが、
ギヤを入れ、クラッチレバーを握りながら後輪を前後に動かしてみると
徐々にクラッチが切れていく状態です。
で、レバーを一度離して握り直すとまた貼りついてしまいます。

フリクションディスクとスプリングは部品が出たので新品に交換してみましたが、症状は変わりませんでした。

フリクションディスクとクラッチプレートをサンドペーパーで面だししたり、ハウジングの段付摩耗の修正もしてみました。

プレート類の表裏の向きを変えてみたり、組む順番を入れ替えてみたりしても変わりません。

フリクションディスクとクラッチプレートを重ねるだけで結構密着してるような感じです。

オイルはホンダG2 10W-40 です。

どうにも直らなくて行き詰まってしまったので、なにか思い当たる点がありましたらアドバイスお願いしますm(__)m

 
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


このケースは何も問題ないと思いますよ!!
クラッチの構造をよく観察して下さい!一番外側のプレッシャープレート(PP)にのみ、


スプリングのテンションが掛かります!!
要するにPPが閉じている時は、クラッチが繋がり、PPが離れるとクラッチが切れます。

26?PP 18?FP 22?SP

ここで気を付けないといけない事は、フリクションプレート(FP)とスチールプレート(SP)には、
スプリングのテンションは直接働かないと言う事です。


また、FPとSPが自然に離れるような機能は、何も付いていません。
先程も述べた通り、クラッチの機能はPPがFP、SP押してるか、押してないかだけです!


なので、FPとSTが離れていなくても、テンションが掛かっていなければクラッチは
切れていると判断して構いません!


そして、クラッチが切れていても、フリクションはゼロにはならない事っもご理解下さい。
オイルの抵抗、そして、テンションは掛かっていないんですが、FPとSPの摩擦抵抗もあります。


一度組み立てて、走行テストをしてみてください。

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