Q: CB250Tアイドリング上昇について
2012-04-10  質問者:サビトリゴンベエさん
CB250Tに手を加えながらエンジン始動まで漕ぎ着けました。「キャブレターオーバーホール」「液面調整(約25mmにしてあります)」「同調調整(貴社4連キャブ用バキュームメーターを使用し左右とも約14cmHGで落ち着きました)」「点火時期調整(タイミングライトは使っていません)」「バルブクリアランスも多少多めにしながら調整」等行い、始動は冷間時でもチョークを引いてキック3回程度で容易にできます。悩みはアクセルを開いたあとのアイドリングまで回転が落ちにくいこと、及び1200rpmくらいに一度アイドリングを調整してもしだいに上昇し、3000から4000くらいまで上がってしまうこと。上がった状態でアイドリング調整ネジで回転を下げて行くと1200rpmまで落とすことはできますが、少しすると、さらに下がってやがて止まってしまいます。プラグの焼け色は左右とも焦げ茶色。あとはどこをいじったらよいでしょうか?ガバナースプリングの劣化も疑い、手持ちのスペアエンジン2個のガバナーと交換もしてみましたが、変化はありません。御指南いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


アイドリング不安定の原因は、下記のようないくつかの要因が考えられます。
1) 燃調が時々薄くなる
2) 点火時期が時々早くなる
3) スロットル系に機械的に引っかかる個所がある。
4) スロットルバルブが自然に上がってしまう。


トラブルシューティングの基本は消去法です!
まずは上記のような大まかな原因を列記し、消去作業を実施します。


3),4)はエアークリーナーを外して、目視で簡単に確認できます! 
回転上昇に伴い、実際にスロットルバルブが上がっているかを確認してください。


2)の原因はガバナー不良しか考えられません!
この場合、タイミングライトですぐに確認できますが、タイミングライトが無い場合は、


ビニールテープや輪ゴムでガバナーをぐるぐる巻きにして、絶対に広がらないよう細工します。
この状態でエンジンを始動し、回転上昇が起きるかどうかチェックしてください!


以上の結果で、原因が1)?4)のどれに当てはまるか、だいたいの答えが出てくると思います。
その結果次第で、さらにその項目内のいくつかの原因を列記し、消去法を進めて下さい。


なお、結果をご報告頂ければ、当方もさらなるアドバイスが可能だと思います!!

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