Q:
CB450セニア 充電不良 |
2012-04-06
質問者:カブさん
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毎回楽しく拝見させてもらってます。
当方のCB450セニアの件ですが、どうも充電ができていないようです。バッテリーは新品で標準の物です。レギュレーターは現代版の物に交換しました。アイドリング時、吹かした時共に12Vのまま上昇する気配もありません。ライトを付けると電圧下がってしまいます。あと、疑わしい箇所はコイルでしょうか?車検もライトの光量不足で不合格です。アドバイスいただけると助かります。ちなみに当方のセニアは逆車のk6シリーズです。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
本文中ではICレクチファイヤーやセレンを 「整流器」 と、レギュレター/レクチファイヤー
(電圧制御機能付き整流器)を 「レギュ/レクチ」 と記載させて頂きます。
'60?'70年代の CB72 CB77 CB250 CB350 CL250 CL350 SL350 CJ250 CJ360 CB360T
CB450 CL450 CB500T 等、これらの車両は元々レギュレターを使用していません!!
本来は整流器のみで、昼間走行時は 「弱充電」 、夜間ライト点灯時のみ
「強充電」 に切り替わるシステム回路を採用しています。
要するに、このシステム回路が、レギュレターの役目をしている訳です。
また、単純に整流器のみと、レギュレター機能の付いたレギュ/レクチを較べると、
レギュレター機能自体が抵抗を伴いますので、当然 「整流器」 のみより
「レギュ/レクチ」 の方が抵抗が大きく、その分充電電圧は多少下がってしまうんです!!
ここまでの結論をまとめてみますと、純正仕様である 「整流器」 のみを
「レギュ/レクチ」 に変更した事により、以前より充電状態は悪化したとお考え下さい。
ここから話は横道にそれますが、この年代のホンダ車は、基本的な発電容量の少なさから、
充電不良気味の車両が多く発生してしまいます。
そして多くのユーザーの間では、充電不良を嫌い、ライトが灯いていない時も、
常時「夜間強充電回路」に接続してしまう改造が大流行となります。
これらの車両には、発電コイルが3個付いていますが、通常昼間は1個のみ使用し、
ライトを灯けると3個全部が繋がるシステムとなっています。
大流行した改造とは、ライトのON-OFFに関係なく、常時3個全部を繋げてしまう加工です。
もしこの改造で、ライトOFF時に電圧が15v以上に上がってしまう場合は、
「レギュ/レクチ」をご使用頂くと非常に効果的だと言えます!逆に言えばこの改造しても、
充電電圧が15v以内に収まっている場合は、「レギュ/レクチ」は必要無いと言えます!
さて、前置きはここまでで、ここからが本当のアドバイスです!
最初に本来の仕様である、整流器のみの状態にお戻しください。
できれば、純正のセレン整流器は取り外し、ICレクチ(当社で¥5,800にて販売中)の方が
整流効率が優れていますので、これを装着してみてください。
その状態で、電圧がそれ程上がらない場合は、付属の配線図に記載されている、
常時強充電回路に接続する方法をお試し下さい。
この状態でもし、先程述べたように15v以上上がる場合は、「レギュ/レクチ」の装着を検討
しなければなりません!
しかし、文面から察するとまずその心配は無いのではないかと考えます。
ここまでを是非、お試しください!! |
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