Q:
XS650Eステム交換について |
2012-03-19
質問者:オーデスさん
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質問です。
72年式XS650Eのステムベアリング交換をしようと思っていますが、ベアリングがステムシャフトに圧入することなく、簡単に通ってしまいます。圧入しなくて正解なのでしょうか?ベアリングは品番でしらべたところ純正だと思います。XS650E所有したばかりなのでよくわからないのでご回答宜しくお願いします。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございました。
XS650Eの純正のステムベアリングは下側のインナーレースとアウターレース、
上側のインナーレースとアウターレース、ボール38個の部品構成となっています。
まず下側ですが、インナーレースはステム(三又)のシャフト最下段の
少し太くなっている部分に圧入します。圧入ですから当然打ち込んで入れます。
下側アウターレースは、フレームのステアリングヘッド下側に圧入します。
次に上側ですが、上側アウターレースは下側同様にステアリングヘッド上側に圧入です。
以上の圧入作業が終わったら、ステアリングヘッドのアウターレースに
たっぷりグリースを塗り、そこにボールをくっ付けるようにして並べます。
ボールがくっ付きやすい、硬めのグリースを使った方が、作業がしやすいと思います!
その後、下からステム(三又)をゆっくり、ボールを落とさないように差込みます。
最後に、シャフトの一番上から上側インナーレースを入れ、ナットで締めこみます。
このナットの締め具合で、ステアリングにガタが出たり、重過ぎたりしますので、
ちょうど良い締め具合を探してください。僕はいつも、一度ゴリゴリを感じるまで
締め込み、そこからスムーズに動くまで、徐々に緩めていく方法で調整しています。
以上のように上側インナーレース以外は、すべて打ち込んでの圧入となります。
圧入部分にガタがあると、ベアリングとしての機能が発揮できませんので、ご注意下さい。
アールプロ |
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