Q: エンジン回転の頭打ちについて。
2011-10-20  質問者:Tsutomuさん
初めまして。
ちょくちょくそちらで部品を購入させて頂き、お世話になっている者です。

今回、車両に関して、アドバイスを頂けたらと思います。

現在、76年式 カワサキ Z400ツイン(D3)に乗っているのですが、
このバイク、購入時(ノーマル状態)から、空ぶかしでも、実走行でも、7000回転以上回りません。

0?6000回転まではスムーズに回るのですが、6000?7000にかけてが重たく感じ、やっと回ってる感じです。

で、現在に掛けて自分なりにしてきた事ですが、
マフラーをダンストールPSマフラー装着。
ポイント、コンデンサーを新品交換。
タイミングライトを使用し、点火時期調整。
ポイントギャップ0.4mm。
バルブクリアランス調整(0.10)
IGコイル、プラグ交換。
1mmオーバーサイズピストン&リング使用しオーバーホール。
ガスケットも新品使用。

キャブレターに関しては、部品を探してもないので、
一応、全バラし後、ジェット類を洗浄し、
キャブ本体も洗浄後、固着してるカス等がないかチェックし、組み上げました。

エアクリーナーはノーマル(BOX)です。
エアーフィルターも新品です。

ですが、ここまでしても状態は変わりません・・・。

ショップの方や、バイク仲間の方達に聞くと、
皆「キャブじゃないか?」と言われます。

やはりキャブ交換なのでしょうか?
同じ純正キャブを探しても見つからないので、
社外キャブかなと思います。

ですが、そう安くもない部品ですので、なかなか手が出ないところでいます。
もし交換したとしても、症状が同じだったらと・・・。

もし他に疑わしい場所がありましたらお教え頂けないでしょうか?

一方的な質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございました。


一般的に高回転の伸びが良くない症状は、「ガスが濃すぎる」「点火時期が遅い」
「マフラーのつまり」等が考えられます。


マフラーに関しては、抜けの良い物に変わっているようなので、
可能性は低いと思いますが、エキパイも含めて一応チェックして下さい。


次に点火時期ですが、ここで重要なのは「最大進角後」の点火時期です!!
こちらにマニュアルが無いので、何度なのか不明ですが、そこまで点検済みでしょうか?



2000?3000rpmで最大進角位置までスムーズに進角しているか?もう一度よくお調べ下さい。
そして、何度も言うように、テスト時のみ「バルブクリアランスは50%増し」に設定して下さい。


ここまでやったら、もう一度高速走行テストを実施します!さて、良くなったでしょうか?
いや、何も変わらないぞ?!と言う結果が出たら、最後にガスの濃さを調べます!!



まず、プラグの焼け具合をチェックしましょう!白いですか?黒いですか?茶色ですか?
白い場合・・・・これは薄い証拠ですから、ちょこっと濃くしたらどうなるか調べます。


6000rpm付近でほんの一瞬チョークを引きすぐに戻します。
これでほんの少しガスが濃くなりました。多少回転の伸びが感じられますか?


黒い場合・・・・ガスが濃いのかもしれません?
まず最初にクリーナーボックスのフタを外して走ってみます!伸びはどうですか?


次にエアークリーナーを外して、フタは取り付けた状態で走ります。
伸びのチェックと、プラグの焼け具合をチェックします。


プラグがまだ白くなっていない状態なら、最後にフタもクリーナーも外して走って見ます!
あんまり回転を上げすぎると、エンジン壊しますので注意しながらテストしてください。


さて、結果が楽しみですね♪♪ ご報告をお待ちしています。
アールプロ門倉



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