Q: ボイヤー赤箱
2011-08-16  質問者:こむろさん
初めまして、お世話になります。
車は78XS650SP車体番号447?です。

譲り受けた時からボイヤー赤箱が着いていました。
40Kmほどでバッテリー上がり。

ブラシがなり短かったので御社のものと交換。
単体で12V後半、3,000rpmで一瞬15V近くまで

あがる。(純正機械式レギュレータ)(デジタルテスター使用)そのまま30?40kmほど走ると左プラ

グが乾いた黒ススで火が飛ばなくなる。
信号待ちで頻繁にエンジン止まる。
CRキャブを御社のPWKに交換。

症状まったく変わらず。
例の火花テストでも火は弱い印象?をうけましたが、

5mm以上でも飛んでいました、さらに離したら感電しました。ただタイミングライトを左のHTコードに

かけた時ライトが点かない時が何度かありコードを右にかけると点くなど。でコード変えようと思ったらな

んか外せないっぽいかんじでしたのであきらめ、
では充電系から?と思い、

御社のステーターコイル、ローターコイルリビルド、
R/R一体式に交換。

ON/OFFコック交換。タンク内コーティング、
純正タイプフューズBOX、バッテリー純正サイズ新

品。で、例の火花テストをしたのですが、(この間4カ月程度)全く火が飛びません。メインスイッチON

にし、IGコイルの入力側?の赤い線の方にテスターの赤線をあて黒はアースで11.90Vと表示されていた。

これはコイルまでは電気が来ているのでしょうか?それからIGコイルの抵抗はどのように測ればよいのでしょうか?

キットを外してみましたが持ち込みで点検などして頂けますでしょうか?

今はまだボロボロですが元気にしてあげたいです。

お忙しいところ素人の質問で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


ボイヤーに限らず、フルトラ点火は電圧の変化に非常に虚弱であると再三お伝えしています。
ご質問の症状の変化は、次のような経過をたどったと推測します。


1)充電不良によるバッテリー上がり・・・・・フルトラなのですぐに火が飛ばなくなる
2)ブラシ交換で充電不良が直る・・・・・ただし過充電気味
3)過充電のため、イグナイターやIGコイルがしだいに加熱する
4)30?40kmの走行で加熱は限界に達し、イグナイターまたはIGコイルが機能しなくなる
5)時間をおいて一旦、エンジンや電装品が冷えれば、再度点火系は復活する
6)ここで、充電系をすべて新品部品に交換する・・・・・・本来の電圧に戻る
7)高電圧にさらされ続けた電装部品は抵抗値が増大し、本来の電圧では機能しなくなる


現在ご使用中の点火システムは疲弊しきって、著しい性能低下がおきています。
再度高電圧にさらせば、一時的には機能するでしょうが、寿命が尽きるのは時間の問題です。


早いうちに点火系も一新して、電装系の不安をすべて解消してください。
キャブも新しいので、これで安心して乗れる状態になると思いますよ!!


アールプロ門倉

一覧へ