Q: マニホールドの件
2011-05-10  質問者:アサノさん
ご解答ありがとうございます。後に注文入れますよろしくお願いします。

あと模範解答を探しきれませんでしたのでもう一問お願いします。

「EGが温まると」で検索しました。
私の場合は、ブーーンとアクセルOFFでも吸っている感じがします。
そこで、ヒビ割れるインマニ交換に至りました。でも内側まで達していない様子です。
結果的には老朽化により交換を選択しましたが、「EGが温まると」吸入してしまう箇所ってありますか。インマニガスケット部はトルク適正に締まっていました。

度々すみませんよろしくお願いします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


2次エアーの吸い込みは、だいたいエンジンが暖まった頃に症状が出始めます。
なぜかと言うと、金属の熱膨張率が影響しているからなんです!


例えばインマニを例に取ると、ヘッドはアルミですがインマニはラバーです。
冷えている時は良いんですが、熱を持つと金属部分がより膨張します。


極端に誇張して言うと、ラバーの長さより金属の長さが長くなるため、
隙間が出来てしまうんです。それを防ぐために、必ず液状ガスケットを併用します。


インマニからの2次エアー吸い込みは、ヒビとか割れもゼロではありませんが、
ほとんどの場合、この接合面からの吸い込みが極端に多く見受けられます。


このような場合、最初にやってみる事は、ガスケット交換と液状ガスケットの塗布です。
インマニを外し、古いガスケットや液状ガスケットをスクラッパーできれいに剥がします。


次に金属面が歪んでいる可能性があるため、念のためにオイルストーンで面出しします。
ここまでやれば完璧です!新品ガスケットに液状ガスケットを塗り、ヘッドに貼り付けます。


そして、インマニを点検し、ヒビや割れが内部まで達していなければ、再使用で取り付けます。
もちろん新品のインマニに交換したほうが、ラバーも柔らかいし、絶対に安心できますよ!


それでは、インマニ以外からの2次エアーの吸い込みについて考えてみましょう。
4サイクルエンジンは排気行程が終了し、ピストンが上死点を過ぎ、下降する時点から


吸入行程に突入します。ピストンが下降すると燃焼室内体積が増え、負圧が発生します。
これが要するに吸気の源ですよね!ちょうど注射器のピストンを引いた状態です!!


内部に負圧が発生するので、ノズル側から空気や液体をどんどん吸い込みます。
この時ノズルにふたをしたらどうなるでしょうか?吸い込みたいのに吸えないから負圧は


どんどん高まっていきますよね。これと同じ事がエンブレ時のエンジン内で起こっています。
いっぱい吸いたいのにキャブのスロットルバルブが閉じているから、おもいっきり吸えない!


この状態が続くと、どこかに吸える穴はないかとあらゆる所から空気を吸おうと頑張ります。
さてどこから吸えるでしょうか??可能性のあるところを箇条書きにしてみましょう。


1)ヘッドガスケット
2)吸気バルブガイドのオイルシール
3)排気バルブ
4)負圧コックのバキュームホース及び負圧コック内部


こんな所でしょうか? 4)以外はすべて、熱を持つと症状が現れたり、ひどくなったりします。
どこか思い当たる個所はありますか??


アールプロ門倉

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