Q: エンジン トラブル ?
2011-04-18  質問者:tetsuさん
以前お世話になりましたtetsuです。
またまたのトラブルですご教授お願いいたします。

78年型
XS650SP所有しております。

外装カスタムの最中です。月一くらいでエンジンを温める程度で使用していました。
以前に2時間位のプチツーリングに出かけました。
帰りがけになんとなくトルクがないな?と思っていました。

数日してエンジンを掛けましたらエンジン問題なくかかるが吹かなくなった。2500回転以上咳き込む
その症状はプラグ交換で解消されました。交換時左プラグ真っ黒、右プラグ真っ白でした。左プラグ死んで黒くなったと解釈。

現在試乗しますと最初の走り出しはまったく問題ありませんが
走り出して数分で(3キロ)も走らない内に調子がおかしくなります。

スピードをあげると(アクセル開ける)何度かコンコンとエンジンが止まりそうになる
(スパークのタイミングが1・2回飛ばないような感じ)

エンジンが温まるとカタカタいってパワーが落ちます、
信号待ちでアイドリングが安定しなくなる。

パワーが落ちてスタート時に少し回転をあげてやらないと走りません。(トルクがなくなる)
無理するとその調子悪さがひどくなる(頻繁になる・走行時にも咳き込む・止まりそうになる)

完全にエンジンが冷めた状態で掛けましたら通常のようにかかる。
掛け始めは問題ありませんが(トルクもあります)走りだすと症状が少しづつ出てきます。

交換したプラグの状態はセラミック部は真っ白で
まわりの金属部はススが付いています。
(新品プラグなのでどの位で色(狐色)が付くのかハッキリ分かりません)すぐに分かるものですか?

キャブの油面を何度か調整して結局はノーマル(素人目)位置に戻しました。
以前からキャブでてこづっています。

その他、気になる点
以前はキャブのチョークを使用しなくても始動しました。
そうなると濃いイメージなのでチョークを使ってかかるようにセッティングしています。

(チョークでもかかる、チョーク使わなくてもかかる事がある)ぎりぎり濃い目のイメージでした。これでよしとしておりました。
プラグの色から察すると焼きすぎていて、濃い目にしないといけないですよね?

どう解釈したらよいでしょうか?
あの症状カリカリコンコンはオーバーヒートなのかな?と推測しております。

考えられる原因、対処方をお教え願ないでしょうか。

プラグをDIYで購入しました。番号7でヤマハ用RD400使用とあったプラグを使用しています。(急ぎ確認したかったので)
(プラグがなぜ死ぬのでしょうか?交換の見分け方? プラグの基礎知識も知りたいです)

一度エンジン腰上OHしております。 その際にヘッド吸気、排気側をポート研磨してあります。セッティングがかわりますか?
キャブもOHしてRプロさんのOHキットすべて交換済、油面調整てこづっていました。(まだ、できていないのかな?)

接触不良が確認されたヒューズボックスを交換しました。(V数が戻った(上がった)電圧の変化でIGコイルに変化ありますか?)
素人で申し訳ございません。 宜しくお願い板します。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


まず最初の症状についてですが、プラグ交換で解消と記されています。
ここで注意しなければいけない事は、プラグ交換は修理ではないと言う事です!


プラグが死ぬと言う症状は、結果であって、そこに至る原因は別にある訳です。
プラグを交換し、一時的に症状は改善されても、原因は手付かずのまま残っています。


ですから、いつかまたプラグが死ぬ結果に見舞われます!!早いうちに原因を付き止め、
それに対する対処をしておかないと、その状況は何度でも繰り返される訳です。


プラグが死ぬ原因は要するに「不完全燃焼」です!完璧に爆発(燃焼)してくれないので、
その燃え残りの煤やスラッジがプラグに付着し、火が飛びにくくなってしまう訳です。


それでは「不完全燃焼」にどうしてなるのか?を付き止めれば良いんですが、
これが原因が多すぎて簡単には絞りきれないんですが、大きく分けると下の3通りです。


1)キャブレターの燃調が狂っている!(良い混合気)
2)適正な火花が適正な時期に飛んでない!!(良い火花)
3)充分な圧縮が得られていない!!(良い圧縮)


これでは的が絞りきれませんよね!今のところ唯一の手がかりはエンジンが冷えた状態では
症状が起こらず、暖まると不調になると言う点ですね!!


とりあえず、タペットクリアランスを多めに調整して下さい。
次に火花の強さを点検してみましょう!いつもやってもらう例の奴です!!



冷えている時と暖まった後の火花の強さを較べてください。


以上2点、できるだけ早くやってみてください!
結果次第で次の点検に進みたいと思います。


アールプロ門倉

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