Q: アイドリング不調
2011-03-30  質問者:まあしいさん
>いや?、すばらしい!! きっちりとしたテスト結果のご報告に頭が下がります。
>これだけ探究心が強ければ、良いメカニックになる事請け合いです!

いやいや、このBBSがあるからですよっ。
このBBSとホームページのおかげで色んな事を探求する事ができます。
本当に心より感謝しております。
中部圏ですが、いつか調子のよいXS650にの乗ってお店にお伺いします。

>できれば早めにコンプレッションゲージを入手して、圧縮圧力の測定ができれば、
>キャブに的が絞れると思います。

コンプレッションゲージでの確認を行いました。
プラグホールにゲージを装着し、アクセルを開けた状態で、
2回ほどキックをして測定を行いました。
左右共に8?9kgf/cm2となりました。
多分問題ないのではないかと思います。

>キャブのチェックに移る前に、現在の症状と、症状の発生時期、それ以前のバイクの
>使用状況などできるだけ多くの情報を記載してください。

現在の症状を箇条書きで上げさあせていただきます。
・アイドリングが安定しない。
・バッテリーの+端子を外すとエンジンが切れてしまう。
・低回転時に右側が爆発しない場合がある。
・低速/低回転時(停止状態からの発進時)にもたつきがある
バイクの使用状況ですが、2ヶ月ほど前に納車されたばかりです。
納車といっても、友達が働くバイク屋にて、格安で売ってもらったものであり、
そのバイク屋でも旧車をメインで扱うお店では無い為、
可能なかぎりは自分で作業を行うとの事で購入を行いました。
その際、ネットでメンテナンスを模索していたところ、
R-proさんのホームページに出会いましだ。
納車されてから、週に2回程度はエンジンをかけ、
週末にはちょっと買い物ぐらいの足では使用をしております。
ちなみに、僕の所に来る前はこのバイクは初年度登録(79年)から、
1回車検を受けて以降、実働のなかったバイクと聞いています。
キャブのO/Hもしてもらったとの事ですが、
ガスケット等の消耗品の交換した感じは無い感じでした。

圧縮・火花が問題無いとの事で、右側のキャブだけO/Hを行いました。
先日購入させていただいたO/Hキットに全て入れ替え、
可能なかぎりの清掃をおこない、組み上げました。
結果的に、上記問題の爆発しない問題は解消されたように思いますが、
他の問題に関して症状が変化する事はありませんでした。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。
コンプレッションが良好となると、原因は電気か?キャブか?なんですが・・・・・・・


現在までの経緯と症状を記載していただきましたが、キャブ不調の症状が見当たりませんね!
キャブの不調とは基本的に濃すぎるか!薄すぎるか!のどちらかです。


その症状を分析して、濃すぎ?薄すぎ?を判断し、問題に対処するわけですが・・・・・・・
濃すぎても、薄すぎてもいつかはプラグが死にます!


新品プラグに交換すれば、また復活するんですが、濃すぎだとプラグが湿ってまた死にます。
逆に薄すぎる場合も灰色の煤が付着して、プラグがまた死にます。


それにキャブからパンパンとバックファイヤーがでたり、
マフラーからもパンパンとアフターファイヤーが出てきたりで、すごく賑やかになります。


さらに燃調が崩れてくると、アイドリングは当然しなくなりますし、第一始動困難に陥ります。
なんとなく症状が違いますよね? 思い当たる症状がありますか??


視点を電気系に戻してみましょう。充電電圧が13.7vとの事ですから、充電は良好だと思います。
ですが、点火系はどのようになっているのでしょうか? '79年だとフルトラ車ですね!


30年以上経過したIGコイルやイグナイターはいつ壊れても不思議ではない状況です。
また古くなると、エンジン始動後数十分でIGコイルが熱を持ち、抵抗値が増大します。


そうなると当然火花も弱くなるわけです!
またイグナイターも熱を帯びると原因不明な様々な症状が現れてきます!


永年寝ていた車両を動かす時、基本的に電装品はすべて新品に交換しなければなりません。
そうしないと、走り出してすぐに、電気部品が次々と壊れだしてしまうんです!!


すでに違う点火システムを導入しているのであれば、再度キャブを疑うべきだと思いますが、
点火系が手付かずであれば、疑う価値は充分にあると思います。


バイクのトラブルシューティングは消去法に頼らざるおえません!
一番疑わしい個所から消していきますが、答の出にくいキャブはどうしても後回しになります。


電気やコンプレッションは○か×かの回答を得られますが、キャブはそうはいきません。
とりあえず、疑う余地が無いほど、電気系を完璧に仕上げたらどうでしょうか?


ご意見をお聞かせください。
アールプロ門倉

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