Q: AMALモノブロック376について
2011-03-07  質問者:かずおさん
こんばんは、Norton1951ドミネーターに乗っております。
今、AMAL製376モノブロックがついていますが、エアーとかかれたレバーはチョークなのでしょうか?
エンジン始動後にはアイドリング等は安定しているのすが、少し走るとガス欠のような症状が出てかぶってしまいます。ガスが濃いように思います。
MJやパイロットスクリューを番手を交換しないで調整は可能ですか?アドバイス願います。 よろしくお願いいたします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


アマルキャブのエアーバルブ(画像10)は、シャッター式のチョークなんです。
このチョークで気を付けないといけない事は、日本のキャブと操作が逆なんです!


ワイヤーのレバーを引くとシャッターが上がり、チョーク解除となります。
レバーを戻すとシャッターが閉まり、チョーク状態となります。



これが非常にタチが悪いんです! バルブはスプリングで押さえられていますので、
隙あらば閉じようとします!実際走っている最中に、振動で閉まってしまう事が多いんです。


そんな訳で、8割方のオーナーはこのバルブを外しています。
始動時はティクラー(画像17)を押して、オーバーフローさせ、ガスを濃くします。


さて、お問い合わせの症状ですが、本当にガスが濃すぎてかぶるのか確認したいですね。
暖機後、止りそうになったらコックをOFFにします。


そうすると徐々に油面が下がリますので、混合気は薄くなります。
濃すぎによる不調であれば、この時点で解消される筈です!!


次に、今度は油面が低くなりすぎて、混合気の薄すぎによる不調が発生します。
そしたらコックをONにして油面を上げてやります。


この手動式油面調整テストの結果により、ある程度キャブの状態が判断できるんです!
キャブの状態が判断できたら、ジェットを変えたり、油面の高さ変えたりして調整します。


アマルの油面調整はフロートバルブの高さを変更して調整します。これはかなり熟練を
要しますので、単純にジェットを変更して調整した方がわかりやすいと思いますよ。


アールプロ門倉

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