Q: クラッチの滑り5
2011-03-01  質問者:遠藤さん
御世話になっております。

2次エアーの確認方法方法などはありますか?

1)ヘッドガスケット
2)吸気バルブガイドのオイルシール
3)排気バルブ
4)負圧コックのバキュームホース及び負圧コック内部

もしくは上記の内容にて順番に交換して確認する消去法が良いのか? 再度インマニ取り付けも確認してみますがよろしくお願い致します。

気になる所といえば2年位前にタペット調整時にカバー取り付けナットを外した際、本体より出ているネジが一緒に取れた事です。 めねじ側はありましたので現在は液体ガスケットを使用してボルト止めしております。

もう一つ確認ですが
インマニのガスケットを取り付ける際は
ガスケットの平な方をエンジン側で丸みかかっている
方をインマニ側で良いのでしょうか?

液体ガスケットを塗る時は薄く塗ってかまいませんか?(厚く塗りすぎたかもしれません)
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


なにか不具合があると、必ずどこかに足跡を残します。
ほんの些細な事でも、注意深く観察するとその足跡を発見できます!


1)のヘッドガスケットの場合、どこかに隙間があってそこから吸っている訳ですから、
圧縮行程だと逆に噴き出してきます。ヘッドガスケットからのオイル漏れはないですか?


まれにカムチェーンのトンネル付近からエアーを吸っている場合があります。
この場合は外に漏れないんで、解りにくいんですが、オイル混じりのエアーを吸います。


結果として、オイル下がりのような症状になり、アイドリング時に白煙が混じります。
2)の吸気バルブのシール不良ですが、この場合はもろにオイル下がりを起こします。


3)の排気バルブですが、隙間があって吸うという事は、圧縮すると漏れるという事です。
ですから、コンプレッションゲージで測ると、圧縮が弱くなっている筈です。


最後に4)の負圧コックですが、これは簡単にテストできます。
左右の負圧ホースを外し、そこにメクラブタを付けます。メクラブタが無い場合は


左右をつないでもOKです。この状態でコックをPRIの位置にすればガソリンは流れます。
これで試乗して、症状が出なければ原因は負圧コックと断定できます。


頑張ってご確認ください!!  そうそう、インマニガスケットの件ですが、
どちら向きでも支障はありません。液状ガスケットの量も大差はないと思います。


アールプロ門倉

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