Q: キャブオーバーフローについて。
2011-02-21  質問者:ヒロタさん
先日、pwkキャブのオーバーフローで質問をさせてもらった者です。
今日、フロート室を分解して中をチェックしたのですが、特に問題はなく、フロートニードルも正常に作動してました。単純に油面調整がうまくいってないのでしょうか?
じつはラビットさんでこのキャブを購入したかったのですが、自分がフランスに住んでいるため、送料の関係でドイツの店で買いました。
説明書などがいっさい付いていなかったので、少し教えていただきたいのですが、ノーマル設定はメイン125、スロー35でいいでしょうか? パイロットスクリューの戻しは2回転ですか?戻すと濃くなるのでしょうか? アイドリングネジは緩めるとと回転が低くなりますか? ノーマルでの下の設定はすこし濃いめですか? というのは、現在下が濃すぎて、ネジ等で調整しても変化がないので、スローを一番手下げようと思っています。 
ドイツ語が出来ないので助けてください!
お手数ですが、回答よろしくお願いします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


いやー!フランスにお住まいですか!!
XS650の世界もワールドワイドになりましたね?!


このキャブキットのセッティングを担当したのは、オランダの「Heiden Tuning社」です。
ご存知の通りオランダは、日本の北海道よりずっと北にありますから、すごく寒いんです。


ですから、ここでセッティングされたキャブを日本でそのまま使うと完全に濃すぎます!
そんな訳で当社独自のセッティングに変更し、日本国内で販売しています。


当社の設定は 【M/J#120 P/J#30 クリップ 3段目 P/S 1-1/2回転戻し】です。
当然キャブのセッティングは、お住まいの地域の年間平均気温に合わせて


設定しなければなりません。ヒロタさんがお住まいの地域が、どのくらいの気温なのか
当方ではまったく解りませんので、ご自身でご判断してセッティングを出してください! 


ちなみに寒い地域だと空気の密度が高いたためガスを多めにしなければなりません。
例えば同じ体積の冷たい空気と暖かい空気があるとします。


体積が同じだから空気(酸素)の量も同じだろうと、我われ凡人は考えがちですが、
冷たい空気の方が密度が高いため空気の量が多いんです!


と言う事は冬は空気量が多いからガスを多めにして、夏は空気量が少ないので、ガスを薄めに
しなければ、同じ空燃比にならない訳ですね!冬の空気がおいしいのはこの理由なんです!


同じ事が寒い地方と暖かい地方にも言えるんですね!
あなたの地方に合ったセッティングが見つかると良いですね!!


アールプロ門倉
PS:このキャブのPSは緩める(戻す)と濃くなるタイプです。

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