Q: CB500T イグニションコイルについて
2011-02-14  質問者:イワタさん
はじめまして。いつもこのコーナーの内容を参考にしております。

今回は、CB500TのIGコイルについてお聞きします。
現在、CB500TのIGコイルの購入・交換を検討しております。ホームページを拝見したところ「汎用 12V IGコイル   W1SA/KH250 タイプ」と「汎用 12V IGコイル     ヤマハタイプ」とが掲載されておりますが、これはどちらでも装着可能でしょうか?
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


どちらも装着可能です!!基本的に「12Vバッテリー点火ポイント式」の場合、IGコイルの
抵抗値が一次側4?5Ω、2次側7?15kΩの範囲内であれば、どんなコイルでも使用可能です。


点火方式は大きく分けて、フライホイールマグネトー式、バッテリー点火ポイント式、
バッテリー点火トランジスター式、CDI式と4種類ありますが、IGコイルの抵抗値設定は


車種ごとにばらばらに設定されています。ただし「バッテリー点火ポイント式」に限り、
上記の範囲内であれば使えてしまうと言う事を、覚えておいて下さい!!


次に覚えておく事は、火花の強さは、1次側と2次側の抵抗値の差に比例すると言う事です。
ただし、コイルの耐久性は抵抗値の差に反比例します。


要するに4Ωx15kΩは火花が強いが耐久性が弱く、4Ωx7kΩは火花はそれほど強くないけど、
耐久性は高いと言う事になります。


火花の強さを優先するか、耐久性を優先するかはあなた次第です!!
2輪車の整備屋や部品屋はほとんどの場合、耐久性の高い方をお奨めします!


次にどうなると壊れるか?ですが、ほとんどの電装品と同様に熱と湿気と過電圧です。
洗車時は特に気をつけて下さい。そして熱対策ですが取り付けボルトが重要なんです!


内部の熱を外部に逃がすのは、取り付けボルトしかありません!
できるだけ大きな金属面にしっかり固定して下さい。タイラップ止めは厳禁!愚の骨頂です!


最後に常日頃、気を付けないといけない事、それは充電電圧の管理です!
過充電はすべての電装品を破壊しますので、充分気をつけて下さい!!


アールプロ門倉

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