Q:
キャブOHはしましたが・・・。 |
2011-02-09
質問者:カミナガさん
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先日「パイロット戻し回転数」にてご教授頂いた、カミナガです。その節は、お世話になりました。
早速キャブをOHしました。ジェット類はもちろんのこと、穴と言う穴を清掃しましたが全く以前と症状が変わりません。唯一右フロートが若干(規定25mmより0.5mm)低いぐらいでした。それも修正し組み直しましたが、トホホです。
またキャブを外す際右インマニにガソリンが溜まっていました、コックをOFFにしていなかったからでしょうが、キャブからはフローしていませんでした。ですのでニードル不良とも思われません。黒鉛噴出と何か関係があるのでしょうか?
再度ご意見お聞かせ頂ければ幸いです。宜しくお願いいたします。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
インマニにガソリンがっ・・・・・・XS650特有のエンジン内部へのオーバーフローですね!!
XS650の場合は外にフローしないで、内部に流れ込むケースが非常に多いんです!!
ただしその場合はエンジンオイルを希釈して、オイル上がりを起こすため、白い煙が
出る場合がほとんどです!今回のように黒い煙は純粋に油面の上がりすぎが原因でしょう。
まず確認する事は、オイルが希釈されていないか? オイル量が増えていないか?
以上をご確認ください!もし少しでも疑いがある場合は、エンジンオイルを交換して下さい。
次にコックは確実にOFFになるか?これを調べます!
OFFにならない場合はまずコックから直さなければ先に進めません!
そして、コックが確実に止る事を確認し、コックをOFFのままエンジンを始動します!
キャブのフロート室内のガソリンだけでエンジンを始動させた訳です!
そしてそのままエンジンを回し続けます・・・・当然ガソリンが減ってきますので、
エンジンの回転数は上昇します・・・・上がってきたら少しだけコックをONにして下さい。
回転が下がったらまたOFFです。この状態を数回繰り返します・・・・要するにエンジンが
回り続けられる、最低の油面高さで、アイドリングしている状態を作り出している訳です。
当然この状態はアイドリングできる、もっともガスが薄い状態と言えます。
それではこの状態で黒煙が出るか調べて下さい。
もし黒煙が出てこないのであれば、黒煙の原因は油面の高すぎ=オーバーフローと言えます。
もしこの状態でも黒煙が出る場合は・・・・オーバーフロー以外の原因と断定できるでしょう!
もしコックをOFFにできない場合は、ガソリンホースをプライヤーでつまんで強制的に
止めるやり方もあります!頑張ってテストしてみて下さい!
アールプロ門倉 |
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