Q:
BSA A10 |
2011-02-01
質問者:マックさん
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こんにちは
以前、英車も扱っていた記事を読みました。
BSA A65用のVMキャブは、取り扱いあるようですが、
BSA A10用は ラインナップあるのでしょうか?
その他に発電関係の部品てに入りますか?
部品が手に入るようであれば、車両を買おうか悩んでおります。
TX650とA10二台所有の贅沢しようかと考えております |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
残念ながらBSA A10用のキャブキットはラインナップにございません!
またこの年式の電気部品も、新品は簡単に入手できませんし、修理も面倒です!!
一口に英国車と言っても、1960年頃を境にそれ以前と以降では内容が大きく変わります。
'60年以降の車両は、現代のバイクと基本的な部分は同じで、現行車の元祖と言えます!
オルタネーター(交流発電機)で発電した電気を整流してバッテリーに蓄えます。
そのバッテリーの電源から点火火花を作り、燃焼室で爆発させるバッテリー点火方式です。
このシステムは基本的にXS1、TX650、XS650SPのXSシリーズと同じですし、
'60年以降のトライアンフ、BSA、ノートンとすべて同じなんです!
そしてこの手の部品は純正からリプロ品まで、余るほど市場にあふれ、困る事はありません!
最近は台湾や中国製の安い部品の品質も向上し、非常に良いレストア環境となってきました!
それに較べて、1950年代以前の車両は、ダイナモ(直流発電機)で発電し、マグネトーで
点火火花を作ります。ダイナモ、マグネトーの新品部品は既になく、修理も本国頼みです。
マグネトーに至ってはオリジナルの性能不安ゆえに、昔オートレースで使用された
トライアンフに標準装備されていた、三菱製マグネトーが高値で取引される始末です。
ごくごく最近になって、ダイナモ型のオルタネーターが売り出されたとか、マグネトーの
リプロ品が発売されたと言う噂を耳にしましたが、まだまだ安心できる状況とは言えません。
以上のようなる理由で、もし乗って楽しむならBSA、トライアンフのユニットモデル。
飾り物、投資対象でしたら、別体モデルと分けて考えると良いでしょう。
別体物に乗って楽しんでいる方は相当なお金持ちか、大ベテランかのどちらかです。
あなたもマニアの世界に足の踏み入れますか?
ちなみにユニットでしたらそんな心配はいりませんので、安心してご購入いただけます。
アールプロ門倉 |
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