Q:
車両トラブルで相談させてください。2 |
2011-01-21
質問者:さくらもちさん
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早速ご回答いただきありがとうございます。本当に助かります。
指示を頂いた点検方法、エキパイの下部を触って不完全燃焼の気筒を確認…してみたんですが、如実に温まらないというエキパイは確認できませんでした。
頂いた回答を見る前に、当方でいろいろと原因究明を試みていたのですが、どうもエンジンが温まったときにこの症状が発生する模様です。
セルを回せばエンジンは問題なくかかり、ふけもよく、アイドリングに目立った異常は見られず、「あれ??直ったのか??」と思い、試運転してみたところやはりだめでした。
もしキャブの詰まり等であれば、こうはならないと思うのですが…。やはり仰られた三大条件の《良い火花》が怪しい感じ…。
スパークユニットやイグニッションコイルの不良は考えられますか??
調べるとFはここが弱点らしく、しかも熱に弱いという記事を見つけました。
エキパイを触って不良箇所が確認できなかったのも、車両が温まらないうちは、火花が正常に飛んでいるから…ということはないでしょうか…??
スパークユニットの点検も試みたのですが、サービスマニュアルが雑すぎてよく分かりませんでした。
再度、ご回答いただければ助かります。宜しくお願いします。 |
A:お答えします |
ご連絡ありがとうございます。
だいぶ状況が見えてきましたね! 暖まると症状が出るんですね!! それでは、
なぜ暖まるとアイドリング不調になり、エンジンが止ってしまうのかを推理してみましょう。
1)IGコイル不良:暖まるとコイルの抵抗値が増え火花が弱くなる
2)スパークユニット不良:暖まると内部抵抗が増え火花が飛ばなかったり弱くなったりする
3)充電不良:ローターコイルの抵抗値が増え充電電圧の低下により火花が弱くなる
4)バルブクリアランスの狭すぎ:暖まると熱膨張によりバルブを突いてしまい圧縮漏れがおきる
考えられる事はこのくらいでしょうか? 1)?3)が「良い火花」で4)が「よい圧縮」です。
「良い混合気」ではこのような症状は起きないでしょうね?
例えば何らかの原因でチョークが効きっぱなしとかだと、起きる可能性はあるでしょうが、
もしそうだとすればプラグがビショビショになって、ガス欠のような止り方はしない筈です。
また一応入れておいた4)のバルブクリアランスですが、4気筒同時になる事は非常に稀です!
普通は内側の2気筒から症状が出始めます。ですから可能性としてはかなり少ないと思います。
またスパークユニットやIGコイルも、1番4番と2番3番で担当が分かれますので、どちらか一方で
症状が発生するケースが多いんです!それで最初にエキパイテストをやってもらった訳です。
充電不良の場合は全気筒症状がでます。冷間時ではなく、暖まった後に電圧測定して下さい。
症状としては電気系不良の可能性が高いと思いますので、1)?3)を徹底的に調べましょう!
IGコイルの適正抵抗値は一次側:2.8Ω 2次側:12kΩです。これも冷間時のみではなく、
温間時も調べて下さい。一時側抵抗値の増大はその分火花が弱くなるとお考え下さい。
最後にスパークユニットですが、これは交換してみないと判断が出来ません!
すべての電装部品は消耗品ですから、疑わしくは交換が正解かも知れませんよ!!
どちらも在庫していますのでご検討ください!
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アールプロ門倉 |
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