Q:
CB250EXPORT充電不良 |
2011-01-05
質問者:田代さん
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門倉さん、明けましておめでとうございます。
昨年はCB250EXPORTで大変お世話になりました。
本年も何卒宜しく願います。
お問い合わせしたのは、やはり以前からの充電不足の件です
以下現在までの症状です。
1)シリコンレクチ換装後、半年くらいでBATが逝きました。
※中華製のAC〇〇〇なので、BATの真価は??ですが
2)先月にGSの12A-Aに交換したが、本日BAT計測すると充電不良。
※充電器テスターで赤に近い黄色ゾーン
3)充電前のBAT単体計測は11.95V
※充電前も始動時のセルも回るしウィンカーも点滅。
本日満充電後の経過
1)BAT単体で13.55V
2)アイドリングのBAT計測で12.25V、2,500回転で12.78?12.80V
3)レクチ交流電圧はアイドリングで20V、2,500回転で40V
4)レクチ直流電圧はアイドリンク・2,500回転共に11.89Vで上下なし
5)何故か充電前と同様にウィンカーが明滅して点滅
※バックランプも同様に明滅しています。
満充電でも以上のような症状です。やはり交流20?40V
ではオルタの発電不足なのでしょうか?
それともレクチがパンクしたのでしょうか?
宜しくお願いいたします。 |
A:お答えします |
田代さん、明けましておめでとうございます。
さてお問い合わせの内容はレクチの不良か、オルタの不良か確認したいと言う事ですね!
それでは、レクチが不良になるとどのような症状になるか考えてみましょう。
CB250EXは単相交流発電機で、全波整流のダイオードブリッジ(DB)が装着されています。

(趣味の電子回路工作より引用)
ご存知の通り交流は電流が交互に流れますので、画像のコイル上部から(+)が流れ、
その次はコイル下部から(+)流れ、その反転が永遠に続いていくわけです。
ダイオードは、 A→Cには電流は流れるが、その逆は流れない半導体です。
それでは電気の流れを追って考えてみましょう。
コイル上部の配線から(+)が流れている時は、DBの左から入力し、右上に進み
バッテリー(+)に入ります。そしてバッテリー(?)からDBの下に入り、
DB右からコイル下部に繋がり回路が成立する訳です。次にコイル下部から(+)が
流れている時は、DBの右から入力し、上に進んでバッテリー(+)に入ります。
そしてバッテリー(?)からDBの下に入り、DB左からコイル上部に繋がり回路が成立します。
それではご質問のレクチがパンクした場合はどうなるんでしょうか?
たとえば左上のダイオード1個がパンクしたと仮定します。
そうなると当然、コイル上部が(+)の時は回路が成立しなくなりますので、
半波整流しか出来なくなる訳です!
たとえば発電機からAC30v発電された電流を全波整流すると、
整流による電気ロスが40%位生じるため、DC18v位になってしまいます。
これが半波整流になってしまうと、その半分ですからDC9vが良いとこです!
皆さんもうお解りと思いますが、ダイオードが1個でもパンクすると、
12v以上は充電しなくなるんです!! ですからテスターの針は動きません!
注目するデータはこの部分です!
2)アイドリングのBAT計測で12.25V、2,500回転で12.78?12.80V
わずかですが充電されています!!
と言う事はレクチは生きていると言う結論になります。
それではなぜ充電不良になるんでしょうか? 発生電圧がAC20?40vもあるのに!
この現象は小排気量の旧車に多い現象で、僕も何度か経験があります。
電圧は上がるが電流が少ないので、バッテリーを充分満たすまでいかないんです!
考えられる原因は下記のどれかだと思います。
1)3個あるコイルの1個が断線している。
2)コイルの抵抗値が増え、発電が弱くなっている。
3)ローターの磁力が落ち、発電が弱くなっている。
下記配線図をご覧下さい。オルタの白?桃間の抵抗値、黄?桃間の抵抗値を測れば
発電コイルの状態はある程度判断できます。
「CB250EX配線拡大図」
マニュアル記載のコイル抵抗値と比較してみて下さい。
場合によってはコイルの巻きなおしが必要になるかも知れませんね??
アールプロ門倉 |
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