Q:
TX650 |
2010-12-10
質問者:ユウジンさん
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教えてください。
TXで走行中にメインヒューズが切れてしまい、新しいヒューズに交換しました、が メインスイッチをオンにするとメインスイッチから出ている配線が熱を帯びてしまいます、メインヒューズまで来ている配線でメインヒューズも熱を帯びます、あとジェネレーターにあるブラシも少し熱を帯びていますこれは単純にジェネレーターに問題が有るのでしょうか?
ちなみにバッテリーはMFを使っています。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
まず、ヒューズがなぜ切れるのかを考えてみましょう!
第一に考えられるのが、規定値以上の電流が流れた場合です。
TX650には15Aとか20Aのヒューズが使われています。
この状態で25Aの電流が流れた場合、ヒューズは両方とも切れてしまいます。
ではなぜそのような大電流が流れるのでしょうか?
答は抵抗のない状態で、回路が成立してしまうからです。これをショートと言います。
例えばハーネスの電源線が、何らかの理由でフレームに接触すると、大きな火花が出て
大電流が流れます。そうなるとヒューズが切れ、電流が流れないように回路をカットします。
もしこの状況で、ヒューズが付いてなかっらどうなるでしょうか?
大電流で配線が過熱し、最終的には火が出始め、配線を燃やしてしまいます。
それでは通常の回路では大電流が流れないのでしょうか?通常の回路はライトを灯けたり、
ホーンを鳴らしたりします。この電装部品が抵抗となるため、大きな電流が流れないんです。
それではショートしていないのに、ヒューズが飛ぶ事はあるのでしょうか?
充電電圧が高すぎると、ヒューズが飛んでしまう場合があります。
また、ヒューズホルダーに接触不良がある場合・・・・・この場合は接触不良による
抵抗値の増大が加熱に繋がり、ヒューズを溶かしてしまうケースもあります。
例えば腐蝕により、接触不良を起こしたカプラーに、焦げ跡が見られる場合があります。
これなども接触不良から加熱に発展し、焦げてしまったと考えられる典型的な事例です。
お問い合わせのヒューズ切れは、なぜヒューズが切れたかがすごく重要な要素と言えます。
切れたのが一度きりで、その後切れないようであれば、ショートの心配はまず無いでしょう。
配線やヒューズ、その他の電装部品がやけに熱を持つ場合は、接触抵抗が増えた可能性が
あります。そのあたりを念入りに調べ、電流がスムーズに流れるように改善してください。
ご健闘を祈ります。
アールプロ門倉 |
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