Q:
エンジン始動不能 |
2010-11-25
質問者:稲葉さん
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先日バルブタイミングの確認方法を相談した稲葉です。確認しましたが問題なく、エンジンがかかりません。もうひとつ気になるのは、MIKES-XSフルトラキットです。その使用上の注意で自動車用バッテリーとのジャンプ接続禁止とありますが、ジャンプ接続とはどう言う接続方法ですか?私はバイクにバッテリーを搭載していない状態で、ブースターケーブルで自動車用のバッテリーでセルをまわしました。火は飛んでいますが、弱いみたいです。もし故障していると火は飛びませんか?また点検方法がありましたら教えてください。
話は変わりますが、友人に相談したところ、もう少しからかっていればかかるのでは・・・と言われたのですが、実際エンジンを組んだ場合すぐにはかかりませんか?かけるテクニックはありますか?状態はセルを回すとバスッバスッと爆発はあるのですが、かかりそうでかかりません。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
自動車用バッテリーのジャンプ接続とは、そのものズバリ!記載のとおりのやり方です!
電圧は同じでも自動車バッテリーはアンペアが極めて高いので、電装部品を壊してしまいます。
トランジスターがパンクしたり、IGコイルが加熱して火花が弱くなったりと多数の弊害が出ます。
自動車用バッテリーのジャンプ接続は絶対にしないで下さい。
フルトラキットの良否判断は通常火が飛ぶかどうか?で判断します。火の強さに関しては、
ノーマルのポイント点火同様、HTコードを5mm以上離しても火が飛ぶか?で良否を判定します。
画像の検査方法でご確認ください。 検査時は必ず新品プラグをご使用ください。

強い火が正常に飛ぶ事が確認できたら、点火時期が正常か?を調べてみましょう。
ローターのタイミングマークを[T]に合わせます。
次にプラグを外し、プラグ穴から割り箸を差し込んで、ピストンが一番上に来ているか調べます。
OKであれば、この状態でフルトラキットのマグネットローターを外し、位置決めのピンが
最上部または最下部に来ているか確認して下さい。ここまでOKであれば、再度組み立て、
タイミングライトを当ててキックしてみましょう![F]マークで火が飛べば点火系は完璧です!
エンジンをOHして組み終わりますよね・・・・エンジンの再始動の時は誰しもが緊張します。
すぐエンジンが回ってくれると良いんだけどな?と誰もが考えながらキックするんですが・・・・
ほとんどの場合あっけなくエンジンは回り始めます!僕の記憶ではほぼキック1発です。
取りあえず点火系のチェックをしていただき、必要であれば再度お問い合わせください。
アールプロ門倉 |
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