Q:
XL125Sヘッドライトの件 |
2010-11-06
質問者:ミスターさん
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今晩はXL125Sのヘッドライトがすぐに切れてしまいます。アイドリングでは大丈夫なのですが回転を上げると直ぐに切れてしまいます、配線図を見ているのですが理解できませんこの車両はヘッドライトだけが単体で交流のままで配線されているようにおもいますが、どうやって電圧を制御されているのでしょうか?どこが悪いのでしょうか又どうすれば球切れをふせぎ電圧を安定出来ます出でしょうか宜しくお願い致します。バッテリーは新品で充電もしているみたいです。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
XL125Sの配線図が無いんで、ネットで探したんですが見つかりませんでした!
ヘッドライトだけ交流の配線ですと、こんなのが見つかりました。
「TLR200配線図」
これと同じだと仮定して話を進めます!もし違う場合は配線図をファイルで送って下さい。
さて、ジェネレーターを見てみましょう!コイルが二つありますね!
左が点火用で、ホンダ式に言うとエキサイターコイルです。
右が充電&ライティング併用コイルですね!配線が途中から2本出ている所がポイントです!
このコイルは下から1/3の所が(C1)、2/3の所が(C2)、一番上の3/3が(C3)となっています。
バッテリーの(+)線は赤→黒→シリコン整流器→白→メインスイッチ(SI)に繋がっています。
この車両もダイオード1個で半波整流しているという事が判断できますね!
さて、メインスイッチをON(昼)の位置に回すと、(SI)?(C1)が繋がります。
と言う事は、昼間はコイルを1/3だけ使って発電し、バッテリーに充電している事が解ります。
次に、メインスイッチをON(夜)の位置に回すと、(SI)?(C2)、(C3)?(TL)が繋がります。
今度は充電回路(SI)はコイルの2/3に繋がっていますが、(C3)も別の所に繋がっているので、
(C3)に半分取られた計算にすると、2/3x1/2=1/3で充電量は昼と同じ計算になります。
一方(C3)は桃→(TL)→(茶)→テール→ライトスイッチ→HI(青)/LOW(白)に繋がります。
そして(C3)に流れる電流は2/3まで充電系と共用だから、2/3x1/2+1/3=2/3と言う事になります。
もう一度整理すると、夜はコイルの1/3を充電に使い、2/3をライティングに使っています。
この2/3の電力で、ヘッドライト、テールライト、メーター球を点灯させるんですが、
当然どれか1個でも球切れを起こすと、他の電球の負担が大きくなり、切れやすくなります。
その可能性はまったく無いと仮定すると、2/3の電力はライティングには過剰だと言う事です。
それでは2/3を二人で分け合ったらどうでしょうか?当然1/3ずつですよね!
その場合は(C2)を2本に分岐し、充電系とライティング系に繋げます。
充電が弱い場合は充電に2/3、ライティングに1/3と分ける方法もあります。
視点を変えて、全部を充電に当て、バッテリーのDC電源でライトを点けると言う発想も有りです。
やり方、組み合わせは無数にあります。いろいろ試してみて一番適した方法を見つけて下さい。
アールプロ門倉 |
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