Q: ボイヤーブルーボックスの単体点検方法について
2010-10-12  質問者:tさん
こんばんは
毎度参考にさせて頂いています

今回質問させていただくのは貴社で購入させていただいたxs650ボイヤーブルーボックス(フルトラ車用)の単体の点検方法についてです

と言いますのも、本日天気が良かったので走っていた所左ウインカーをあげた瞬間に突然エンストしました、その後初爆もなくエンジンか動き出す様子が無かったのですが、しばらくキックをし続けたらまたエンジンが始動したので急いで帰りました

その後配線関係を重点的に調べた所疑わしき箇所は特定できたのですが、もし自分のトラブルシューティングが合っていたとすればブルーボックス自体に短時間ながらも一定ではない電圧もしくは過電圧がかかっていた可能性があると判断しました

購入した際の説明書を無くしてしまったのですが確かブルーボックスは電圧の急変化や過電圧に弱いと表記されていた覚えがあります

エンストした後も自宅まで約20キロ(その間灯火類の電気をすべて遮断しました)は普通に走行出来、また応急処置をした現在も普通に点火をしてくれますが、万が一のためにブルーボックスの単体点検をして本当に壊れていないか確かめたいので単体の点検方法を教えて頂きたいと思い質問をしました

ちなみに車両は79年XS650SPで点火はボイヤーブルーボックス、レギュレーターは貴社のリプロレギュレーターを使用しています、配線及び取り回しはフルカスタム車両なので全て自分で1から作り直しているので純正とは全く違います、しいて説明できる部分と言えばキーが3段階になっておりOFF-点火- 点火+灯火となっていて通常は点火+灯火で走っていますが緊急時のために点火のみで走れる仕様になっています(故障時自宅まで帰って来たときはこのキーの位置にしました)

ではよろしくお願いします
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


当方で実施する良否テストは、実際に火花を飛ばす火花テストです。
抵抗値の測定等のテスト方法はメーカーから何も公表されていません!!


テーブルの上にボイヤーキットとバッテリーを用意し、回路を作ってテストしています。
トランジスターは一度パンクすると、再復活は有り得ません!!


高電圧でパンクしたらそれで終わりです!2度と火が飛ぶ事は無いんです。
逆に電圧が低くて火が飛ばなかった場合は、電圧が戻れば復活し、また火が飛びます!!


いずれにしろ、現在快調のシステムで過去の不良原因を探し出すのは至難の業だと思います。
また、現在快調だと言う事は、システム以外に原因があると推測できるのではないでしょうか。


ボイヤーを快調に使い続けるキーポイントは下記の2点のみです。
★ シンプルな配線回路で、電源線は他の電装部品と併用しない!
★ 電圧管理を徹底し、常に12.5V?14.0V範囲内を維持する!


ボイヤーの電源線は赤線で、IGコイルとユニットボックスに接続しています。
この線への入力は「バッテリー→メインスイッチ→赤線」と太目の配線でシンプルに作ります。


ホーンの電源やウインカーの電源とは絶対に共用しないで下さい!!
また充電系も電圧管理を徹底し、容量の小さいバッテリーやMFバッテリーは使用厳禁です!!


最後になりますが、XS650の常時点灯は電圧の面で不安を感じます!
常用電圧は何V位なんでしょうか?? 電圧計を付けて確認して下さい。


アールプロ門倉

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