Q:
基本的な質問ですが・・・ |
2010-08-07
質問者:BOUZEさん
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先日キャブのジェットニードルの件で質問させていただいたBOUZEと申します。
ようやくキャブを組みなおして、今は車体への取り付けを待っている状態です。
エアクリーナーの接合面のゴムが劣化しエアーが筒抜け状態だったので、
市販のウレタンスポンジ10mm厚で張りなおしました。
今回は、別の質問です。
フルトラキット及びポイント同爆キットは、つまりは、左右共360度毎に点火し、
その内2回に1回は捨て火ということなのでしょうか?それとも・・・ |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
その通りです!360度クランクの場合、左右のピストン常時、同時に上死点を迎えます。
片方が圧縮上死点であれば、もう片方は排気上死点です。
同爆及びフルトラキットは2リードのIGコイル1個で両方の気筒に点火しますので、
ピストンが上死点に来るたびに火花を飛ばします。要するにどちらかは捨て火になる訳です。
W1初期が同爆でW1Sからコイルが2個になり、別爆になります。
しかしW1の後継モデルであるZ750B(ツイン)になると再び同爆に戻ります。
カワサキは同爆が好きなようで、同時期のZ400RSもポイント1個の同爆になっています。
ホンダも同じで、有名なCB72が180度クランクのTYPE1と、360度クランクのTYPE2があります。
180度クランクは当然、別爆なんですが、TYPE2の360度クランクは同爆になっています。
その後のCB450やCB250/350も同様に2種類の点火方式がラインナップされています。
同爆、別爆それぞれにメリットとデメリットがあるので、どちらが優れていると断言できません。
ポイント車に関してですが、ポイントの数=IGコイルの数と覚えておくと良いでしょう。
例えば4気筒の車両はポイント2個で、IGコイル2個になっています。
4気筒の場合は、1,4番気筒と2,3番気筒がそれぞれ同爆になっているんです!!
アールプロ門倉 |
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