Q:
ノッキングについて |
2010-07-22
質問者:タマッチさん
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アドバイスありがとうございます。
なんと表現していいかわからないのですが低速でプラグがかぶったかのようにエンジンが
息継ぎするような感じになり、そこでアクセルを開けるとある程度高回転にいくまで
同じ症状がつづき、タコメーターがついていないのでわからないのですが7000前後くらいで、
普通に吹けあがる感じです。
フィルターもふさいで見たのですが特に変化わなくガスが薄いと思い
チョークを引くと失速するのでなんともわかりません。
アイドリングで空ぶかししても同じような症状でプラグがかぶっているような感じで鈍いふけ上がりです。
キャブでしょうか?もうしわけないです何度も。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
キャブレターはアクセル(スロットルバルブ)開度により、下記のように役割分担されています。

ここで注意しなければならない事は、純正CVキャブとVMキャブの違いです。
VMキャブの場合、アクセル開度=スロットルバルブの開度ですが、CVキャブは=(イコール)ではありません。
アイドリングが良くて、全開も問題ないとなれば、中間が薄いと考えるのが順当ですが、
チョークを一瞬引いても、フィルターを塞いでも変化無いとなると・・・・・・・
ここで、ふと考えました・・・・スロットルバルブ(バキュームピストン)が上がってないんじゃないの???
純正CVキャブのバキュームピストンはダイアフラム上下の圧力の差で上下します。
ベンチュリーを通過する空気の速度が早ければ早いほど、そこに繋がるダイアフラム上部の
空気が薄くなり、負圧になりますので、ダイアフラムは上部に吸い込まれます。
この時ダイアフラム下方に接続されているバキュームピストンも、同時に上に上がる訳です。
もし、ダイアフラムに穴があいていると・・・・当然ピストンは上がりません!!
これを調べて下さい!! 調べ方は簡単です。
パワーフィルターを外し、キャブ内部を覗き込んで、アクセルをゆっくり開けます。
回転数の上昇と共に、バキュームピストンがスムーズに上がればOKです!
上がらない場合は、細いマイナス(?)ドライバーで、ピストンを少し上げてみます。
この状態で回転数が上がる場合は、ダイアフラムに損傷が有ると判断できます。
パワーフィルターを外すとバックファイヤー等で火災の原因となる可能性がありますので、
充分注意して、消火器を手元に準備してから点検作業を始めてください。
なお間引き点火等の電気系不良でも、バキュームピストンが上がりきらない場合がありますが、
この場合はマイナス(?)ドライバーでピストンを上げてもエンジン回転数は上がりません。
回転が上がるかどうかで判断が分かれますので、良く見極めてください。
アールプロ門倉 |
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