Q: CB250EXアイドリング不調
2010-07-19  質問者:田代さん
先般は、色々ありがとございました。着磁の件ですが
結論から申し上げますと、不可でした。バッテリー
点火のローターはやってくれる所がありません。
既存のバッテリー(単体)電圧も11.59Vにて新品交換
し、試にイリジュウムを入れてみましたが、初始動時
は当然安定し、試走のプラグの焼けも左右狐色で、
ピックアップレスポンスも上がったのですが、やはり
15分位走ると「トットットトト」と回転が下がりエン
ジンストップします。キャブの様な
気もして、その時点でパイロットを弄っても殆ど症状
は好転しません。やはりコイルの巻き直し以外、方法
はありませんでしょうか?
A:お答えします
こんにちは田代さん!お問い合わせありがとうございます。


最近暑いですね!! 今日もすごい暑さでへばっています。
僕もつい先日「路上エンコ」やらかしまして、炎天下での修理を3時間、熱中症になりかけました。


僕の場合は車(80年代アメ車)なので、押して帰るわけにもいかず、できる事はすべてしました!
当日は社用で朝から市内を行ったり来たり、エンジンもそうとうへばって、水温も上がり気味!


その時突然の失火です。一瞬持ち直すんですが、再度失火でとうとう路上エンコです。
エンスト直前にできるだけ情報収集!油圧OK、水温は高めだが範囲内、電圧が12V以下で低い!


原因は電圧降下か???アメ車は電気系が弱いので、IGコイル、イグナイターモジュール、
オルタネーターと一通り積んでいます。今までも何度か路上修理で復活させてきました。


まず、IGコイルとイグナイターモジュールを交換!これで再度エンジン始動・・・・ダメダ!!
しかし変だな!セルが回るのになぜ火が飛ばないんだ??火は飛んでるの??


単なるオーバーヒート?? 休ませれば直るか???
どうせだからオルタも交換してみよう!! しかしこれが大変な作業でした!


取り外したは良いが、ベルトプーリーがエアーツールなしでは外れない!
と言う事は新品オルタに交換できない!!


やむなく、古いオルタを再度取付け、自分の水分補給をしてから、再始動・・・・
何事も無かったようにエンジンが掛かりました! エンジンが冷えたから? だけど電圧は低め・・・・・


エアコンを切って、窓を全開にして、とりあえず帰宅・・・・冷水シャワーで体温を下げ人間も復活です。
暑い夏がエンジンを狂わせたような出来事でした。次の休みにはオルタも交換する予定です!


このように異常気温が続くと、エンジンにも相当負担が掛かっているでしょう。
電気系も同様で、熱による負担は想像以上に厳しい状況を作り出します。


さて、本来の田代さんの車両に話を戻しましょう。
15分位走るとエンストですか! オーバーヒートには早そうですね!! 


それほど熱も持ってないですよね! キャブか?電気か?迷うとこですね!
情報を得るために電圧計を付けませんか? \6,800です!



これを付ければエンストの原因が電圧降下か? キャブの空燃比か?すぐにわかります。
エンスト時の電圧が11V以下であれば、電圧降下が原因と断定できます。


原因が確定できた時点でいろいろな対処法を考えてみましょう!
何とかなると思いますよ!!


アールプロ門倉
PS:以前も話題になりましたが、イリジウムプラグは旧車には不向きだと考えています。

一覧へ