Q:
TX650クラッチ不良 |
2010-07-10
質問者:keitoさん
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77年式TX650のクラッチ不良について質問です。
最近クラッチの切れが悪く自分でクラッチレリーズあたりを弄ったところ、
今度はクラッチが切れず常にハンクラ状態になったばかりか
ガラガラゴロゴロと異音が出始めてしまい困っております。
調整またはこのパーツを交換したほうがいい等ありましたらご教授下さい |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
常にハンクラ状態で異音が出始めたと言う事は・・・・・・
プッシュロッドのボールが紛失したんではないでしょうか???

画像のようにプッシュロッド間に2個のボール(No,18)が入っています。
これが無くなると、クラッチが切れず、異音が出始めます!!
まずこの部分をチェックして頂き、異常がなければ下記の要領でクラッチを調整してください。
1)左ケースカバーを外し、レリーズをグリスアップする。
2)ワイヤーを外し、内部に潤滑スプレーを充分浸透させる。(新品ワイヤーも実施して下さい)
3)ワイヤーをセットし、左ケースカバーを取り付ける。
4)レバー側のワイヤーアジャスターを最後まで締め込んで、2回転戻す。
5)左ケースカバー中央のレリーズキャップを外し、12mmのボックスレンチでロックナットを緩める。
6)中央のアジャストスクリューを(+)ドライバーで1回転緩める。
7)そこからゆっくりと弱い力でアジャストスクリューを止まる所まで締め込む。(強く締めない事)
8)アジャストスクリューが回転しないように注意してロックナットを締め込む。
9)レバー側のワイヤーアジャスターで微調整し、レバーの遊びをほとんどゼロにする。
10)試乗後必要に応じてレバー側で微調整をする。
一般的な車両はレリーズ側も遊びを取りますが、XS650の場合ここで遊びを取ると
どうしてもクラッチが切りきれなくなってしまいます。
レリーズ側の遊びゼロで、レバー側にほんのわずかな遊びを取る事が調整の秘訣です。
あなたも、納得のクラッチフィーリングを追求してください。
アールプロ門倉 |
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