Q:
CB250EXアイドリング不調他 |
2010-06-25
質問者:田代さん
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本日(6/23)お店に伺ったら、いらっしゃらなかった
ので、メール致しました。あれから上は至って好調
なのですが、ここへきて(この暑さのせい)完全暖気
後のアイドリングがどうも定まりません。
勿論プラグチェック、パイロットは調整し尽くして
います。症状は得に伸ばしたあとの急制動の信号待ち
で、1200から(現在アイドル設定1200)900位に泳ぐ感じ
で行ったり来たりで、何もしないとストンとエンジンが
停止します。アクセルを煽ると持ち直しますが。
キャブは散々やり抜いたので、何か電気系の様な気もして
メールしました。前回IGを交換していますので、
不良とは思いがたく、もしかして熱放射が悪さを
しているのでしょうか?
取り付けは純正のホルダーには収まらないので、
ちょっと細工をして市販のメッキのFB(t3位)に
IGを抱かせて、純正ホルダーに更に固定しています。
後は左右のキャブバランスを再度調整(左がキツネで
右は白)→バルブクリアランスを多めに取って、
再度週末様子を見て見ようと思います。
後、掟破りの2ケ質問で恐縮ですが、リアブレーキの
鳴きがどうしても止まりません。当然ドラムが偏磨耗
しているのですが、鳴きはまた別の事象のような・・
以上2点ですが、アドバイス何卒宜しく願います。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
アイドリング不調のみで、上は絶好調なわけですね!
キャブなのか?電気なのか?どちらとも言えない症状ですね!
とりあえず電気からチェックしてみましょう!
点火時期が早めだとアイドリングが不安定になります。
タイミングライトを使用し、FマークもしくはFマークより1mm程遅らせて調整して下さい。
タイミングライトを当てると点火時期が定まらない場合は、進角ガバナーの不良が考えられます。
点火時期が早くなるとアイドリング回転数が上がり、遅くなると回転数は下がります。
これはガバナースプリングの劣化やウエィトの磨耗により、アイドリング時にウエィトが
固定されず動いてしまう症状です。この場合はウエィトが開かないように、ビニールテープで
グルグル巻きにして、進角しない状態で点火時期をチェックします。
この状態で点火時期が落ち着いていて、ビニールテープを外すと落ち着かない場合は、
ガバナー不良と断定できます!とりあえずスプリングを一巻き短くして応急処置して下さい!
ただし点火時期関係が原因だとすると、完全暖機うんぬんは関連性が見出せません!
エンジンの暖まり具合には関係なく、いつでもアイドリング不安定になる筈です!!
熱を持つと火が弱くなる原因は、IGコイルの劣化も考えられますが、まずは充電不良を疑います。
エンジンが冷えている時とヒート気味の時の充電電圧(1200rpm時及び3000rpm時)を測定して下さい。
次にIGコイルの劣化ですが、過充電の状態で使用しているとコイルが熱を持ちやすくなり、
エンジンがヒート気味の状態では、さらにコイルが熱を持ってしまいます。
そうなるとコイルの抵抗値が増えて、火花が弱くなってしまいます。
さてここで賢明な読者は気がつくと思うんですが、点火時期が原因の場合はアイドリングは上下し、
火花が弱くなった場合は、アイドリングが低くなって、最後は止まってしまいます。
症状的にはどちらなんでしょうか??泳ぐようなと言う表現がありますので前者かなと思いますが、
熱との関係を考えると後者も疑わしいと思われます。
またキャブとしてもアイドリングが上下する場合と、止まってしまう場合では原因がまるで異なります。
とりあえずタイミングライトによる点火時期の測定と火花の強さチェックを実施して下さい。
明日が無料故障診断日ですので、ご来社頂ければチェックしますよ!
最後にブレーキ鳴きの件ですが、鳴き=音=振動です。どこかが振動しているから音が出るわけです。
その場所の究明と対策を考えて下さい。それでは明日お待ちしています。
アールプロ門倉 |
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