Q:
パワーフィルター装着時のキャブセッティングについて |
2010-05-12
質問者:tetuoruさん
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以前GX250、XS250用のパワーフィルターを購入させて頂いたレストア初心者です。
パワーフィルター装着時のキャブのセッティングで悩んでおります。
誠に厚かましい質問で恐縮ですが、具体的なメインジェット、スロージェットの番手、クリップ段数をご教授頂けませんでしょうか?
車両は78年式GX250(2U3)エンジンはXS250に換装してあります。
現在のセッティングは、MJ110,SJ17.5,クリップ段数4です。当然まともに走りません。
何卒宜しくお願い致します。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
残念ながら車種ごとのデータはございません。またセッティングに関しては、キャブレターや
エンジンの個体差が大きいため、机上の論で割り出した数値はあてになりません。
セッティングは「Make & Try」しか方法がないんです!!それも体感で良し悪しを
判断しなければなりませんので、感覚を磨く必要もあります。
それでは具体的なキャブセッティングの方法を書いてみましょう。
たぶん4A8のエンジンだと思いますので、MJ#110、PJ#17.5、クリップ段数2が標準設定です。
まず標準設定でエンジンを始動してみます。チョークを使用しエンジンを始動、暖機します。
パワーフィルター交換のみですから、エンジンは問題なく始動するはずです!
さて暖機が終わったらスロットルを回しててみます。空気の流入量が多いので、回転のツキが、
悪くなっているでしょう。また急激なスロットルワークではストールしそうになると思います。
それではMJの15%アップ、20%アップ、25%アップの3種類をご用意ください。
標準が#110ですから、#125、#130、#135位ですね。 さてここからが「Make & Try」です。
すべての番手を装着し、試乗してみます。ここで判断するのは高回転域のみです!
要するに一番スピードが出るMJを見つけてください。
MJが決定したら今度はアイドリングです。左右の同調を取り、パイロットスクリューで調整します。
ここでアイドリングが不調の場合はPJを変更しますが、たぶんその必要はないでしょう。
そして最後に低回転から高回転へのつながりです。
つながりが悪い、息つきする、回転の上がりが遅い等の場合はクリップ段数を下げます。
標準が2段目ですから、3段目、4段目、5段目と変えて、再度「Make & Try」です。
一番つながりの良い段数を見つけます。
5段目まで下げてもまだ薄い(つきが悪い)場合はMJをもう少し上げる必要があります。
その場合はさらにMJを上げ、アイドリング調整からやり直しです。
以上がキャブセッティングの一般的なやり方です!頑張ってやってみてください!
高回転時はスピードを出さないとなりませんので、くれぐれも事故には気をつけてください。
アールプロ門倉 |
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