Q: TX650オイルポンプ交換の件
2010-04-10  質問者:ピーナッツさん
TX650 77年モデルです。  

こんにちは、いつもお世話になっています。

始動時40秒ほどヘッドからカチカチ音がするのでオイルポンプの交換、オイルライン掃除を考えています。

交換部品は

【純正オイルポンプパーツ】
\ 2,000◆オイルポンプ インナーローター
\ 3,000◆オイルポンプ アウターローター

のみ交換でよろしいですか?

交換にあたり何か注意する点はありますか?

オイルラインはフラッシングオイルで掃除できますか?他にエンジンをばらす事無く、掃除する方法はありますか?

よろしくお願いいたします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


オイルポンプの交換部品はインナーとアウターのローターのみでOKです。
オイルラインの掃除の方ですが、フラッシングはあまりお奨めしません。


これは個人的な感想で、賛否両論あるんでしょうが、僕はあまり良い印象は持っていません。
オイルパンの隅に固まっている金属粉の汚れを、撹拌してエンジン内を巡回させるような・・


そんなイメージを持っています。隅に固まっている方がむしろ悪影響がないんではないか?
寝ている悪ガキをわざわざ起こす必要はない!と思っています。


掃除するんなら、分解して根こそぎ取り去った方がどれだけきれいになるか・・・・
以前いやな思い出があるもんで・・・この件に関してはここまでにしておきます。


お奨めの掃除方法は、オイルラインをエアーで吹くやり方です。
オイルポンプから立ち上がって、サイドのフィルターを経由し、クランクとヘッドに分岐します。


クランク行きはあえて手を付けない方が良いと思います・・・・これもいやな思い出が・・・
エアーで吹けるのは、入り口と出口が確認できる物のみです!


ですから今回はオイルパイプのみですね。オイルパイプの下部フィッティングと、
上部のバンジョーボルトを外して、エアーでキャブクリーナーとエアーで掃除します。


ヘッドカバーを外せば、ロッカーシャフトとロッカーアームも掃除できるんですが、
今回は分解しないでの掃除と言う事ですから、あえてやらないでおきましょう。


オイルラインの掃除は難しいんです!どちらか片方の穴しか見えない場合、そこから
エアーを吹き込むのは非常に危険です!ゴミが片方に偏り穴をふさぐ場合があります。


通常オイルラインは真っ直ぐでは無く、直角に曲がったり、その先でまた直角に曲がったりを
繰り返しています。エアーで吹くと角にゴミが集まってしまう場合があるんです。


そんな訳で、入り口と出口の両方が確認できる状態でのみ、掃除が可能とお考え下さい。
完璧を期す場合は分解してから、掃除することをお奨めします。


アールプロ門倉

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