Q:
ローターコイルで質問 |
2010-03-24
質問者:ニックさん
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先日貴社にてリビルトローターコイル注文させて頂きました。そのローターを注文するきっかけになった(2010-03-11 質問者:なかにし さん )の質問内で(次はローターテストです。テスターの測定レンジ「抵抗x1」に切り換え、2本のリードを接触させ、
ゼロオーム調整つまみを回して針が 0Ω を指すように調整します。
その後ローターのブラシが当たる2本のレールに、テストリードを当て針を読み取って下さい。
基準値は5Ωです。4でも6でもダメです!ちょうど5Ωです!!)という記事があり交換する前のローターは0Ωでした。その後注文したローターなのですが試しにローター単体で測ったところ0Ωでした。でも一応付けてみた所ちゃんと充電しているようです。なぜかというとバッテリーの+を外しても止まらないしアクセルをあおるとヘッドライトがアクセルにあわせて光量が増えるためです。自分のテスターの測定方法がおかしいのでしょうか?
あと別の質問なのですが自分のTXには20Aのヒューズが一つしかないんです。BOXも付いていません。問題ありますでしょうか?以上質問の方よろしくお願いいたします。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
この場合はテスターが壊れているか?測定方法が悪いか?のどちらかでしょう。
テスターはアナログですか?デジタルですか?
個人的な意見ですが、僕はデジタルテスターを信用していません。
そんなわけでアナログしか使わないので、アナログ使用を前提に話を進めます。

抵抗値Ω(オーム)の場合、一番上の目盛りを見ますので、もともと針の位置は∞(無限大)です。
右下のΩx1にダイヤルを合わせ、赤リードと黒リードを接触させると針は∞から0Ωに移動します。
要するに一番左から、一番右まで移動するんです。
この移動が確認できれば、テスターは壊れていません。もし壊れていると針は動かないんです。
それではΩが∞とはどういうことか説明します。赤リードの金属棒と黒リードの金属棒の間に
電気を流す物質が存在しないと言うことです。これを導通が無いと言います。
赤リードと黒リードを木の机に押し当ててください。針は∞(無限大)のままです。
要するに木は電気を流さないと判断できます。
次に1本のボルトを用意して、頭と先っぽに赤と黒のリードを押し当てます。多分0Ωを指します。
良く電気を流すと言うことがわかります。これを導通がある、または導体であると言います。
しかしすべての導体に少なからず抵抗はあり、それを測定するために0Ω調整が必要なんです。
2本のリードを接触させ、ゼロオーム調整つまみを回して針が 0Ω を指すように調整します。
これで0が基準点になったわけです。それでは長い配線を用意して抵抗値を測った見ましょう。
目の前にある3mくらいの配線を測定したら、0.2Ωでした!
もうお解りになったと思いますが、0Ωとは赤と黒のリード間に物質が存在しない状態です。
存在せずに2本のリードが接触している状態を表しているんです。
長くなりましたが、そんなわけで0Ωのローターはありえないんです!
ちなみに半導体と言う物質もありますので、次の機会に説明しますね!
最後ですが、TX650にはヒューズボックスが採用されていません!管ヒューズ1本のみです!
ご安心下さい。
アールプロ門倉 |
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