Q:
第2回結果報告 XS650スペシャル 宜しくお願いします。 |
2009-12-01
質問者:Mr.258さん
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アドバイス有難うございます。
早速、火花の点検を行いました。左右、両方とも5mm以上でも飛んでいました。
キャブが怪しいですか。アドバイス宜しくお願いします。 |
A:お答えします |
ご連絡ありがとうございます。
いいですね?! 順調に進んでいます!! トラブルシューティングは消去法に限りますね。
安心して前に進んで行けます!ただ思わぬ落とし穴で振り出しに戻る事も覚悟しておきましょう。
それではキャブに進みます。今までの症状を分析すると、アイドリング時に片肺になる!
回転を上げて走行すると、一時的に爆発する!という症状が見られました。
以上の事から、パイロット系と左右キャブの同調を重点的に見ていきましょう。
まずはお決まりのオーバーホールです!キャブを外して分解し、各部の詰まりをチェックします。
特に重要な部分はパイロットジェット(P/J)から先の通路です。BS34ですとメインジェット(M/J)から
P/Jに入り、細い通路を上にあがってベンチュリー上部の穴からガスが供給されます。
 
エアーもしくはスプレー式のケミカル剤を通路に流し、確実に繋がっているか確認します。
穴から、エアーもしくはケミカル剤が出てこなければ通路は詰まっています。
詰まっている場合はキャブクリーナーを両側から注入し、暫く放置してエアーで吹き飛ばします。
これを何回も繰り返して、通路のゴミを完全に取り除きます。
このBS34キャブは非常に複雑に通路が入り組んでいるので、通路のつながりが解りずらいんです!
でも頑張ってきれいにして下さい。
もちろんパイロット系だけでなく、メイン系もきれいにお掃除します。
ニードルジェット(N/J)をきれいにお掃除して、M/JとP/Jは新品に交換してください。
 
できればフロートバルブとガスケットも交換して、簡易油面の調整をします。
BS34キャブの簡易油面(H寸法)は23.0mmです。キャブを逆さにしてフロートの高さを計測して下さい。

誤差がある場合はフロートアームのツメを上下に曲げ直して調整します。
パイロットスクリューの戻し量も左右とも2回転戻しに合わせてください。
最後に目視で同調を合わせます。スロットルを手で回し、左右のバタフライの動きを観察します。
右が弱いようなので、ほんの少し右の開きを大きく取ってみてください。
同調調整のネジを締めこむと右の開きが大きくなり、結果的に爆発が強くなります。
これはあくまでも暫定的な処置で、最終的にはバキュームゲージで左右の同調を合わせます。
さあ、ここまでやったらキャブを組み付けて、エンジンを始動しましょう!!
結果を楽しみにしています!!
アールプロ門倉 |
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