Q: キャブのOH
2009-11-16  質問者:シンさん
 初めて質問させていただきます。XS650SP,型式3G5に乗っています。中古で購入したのですがキャブの調子が悪かったため、初心者だったのですがOHを始めました。そちらのお店でキャブのOHキット、フロート、エアーフィルター、それに合わせてジェットと購入しました。キャブを分解・洗浄し組み上げ、いざエンジンをかけてみると、一発でかかったのはいいのですが、片側のエアーフィルターから大量にガソリンが出てきてしまいました。マフラーにも反応がありません。もう片方はマフラーまで正常に起動しています。原因を探るべく何度も外しては洗浄し、部品に異常はないかと調べ、左右同じになるように取り付けるのですが、やはりガソリンが出てきてしまいます。自分ではどうしようもなくなり、質問させていただきました。初心者のため質問に分かりにくい点が多々あるかと思いますが、よろしくお願いします。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


このようにキャブからガソリンが漏れ出すことをオーバーフローと言います。
オーバーフローの原因は単純にフロートバルブがガソリンを止めてくれないからなんです!


ガソリンがキャブに入ると、フロートが浮かびバルブを閉めてガスを止める仕組みになっています。
普通はこれで止まりますが、止まらないと溢れ出してしまいオーバーフローとなります。


オーバーフローの主な原因は以下の通りです。対処法も含めてご参照ください。
原因1)は、油面の設定値が高すぎる場合です。これは油面高の調整で直ります。


原因その2)はフロートが浮いてくれない場合です。この場合はフロートのパンクが考えられます。
対処方法はフロートの交換となります。


原因その3)はバルブの不良です。バルブは閉まるんですが、隙間があるため
ガソリンが隙間から漏れてあふれ出てしまうケースです。この場合はバルブの交換が必要です。


原因その4)はタンク内に錆やごみが大量にある場合です。このごみがバルブの隙間に
入り込み、バルブが閉じきらない状態になるとオーバーフローの原因となります。


フロートとバルブは交換済みとの事ですから、原因は1)と4)にしぼりこめますね!
がんばって原因を突き止めてください。


アールプロ門倉

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