Q: タコメーターとオイル
2009-10-16  質問者:マーティンさん
本日BG(雑誌)のXS記事を読んでいて疑問に感じたのですが、XSはタコメーターにてオイル異常がわかると記載されておりました。XSはそのような構造になっているのでしょうか。
私のXS650Eはエンジン始動時、タコメーター針が振れることがあります。(キックを踏み下ろすのと連動して針が振れる)
これは以上なのでしょうか。
タコメーターでのオイル異常の判断の仕方をお教え願います。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


これは初耳ですね! 確かにオイルポンプシャフトにタコメーターギヤーが付いています。
ただ構造的に考えて、オイル異常がわかると断言するのは大袈裟だと思いますよ!


実際に記事を読んでいないので、反論するのもおこがましいんですが・・・・・
何がわかるのか聞いて見たいですね!! 現物を見ながら検証して見ましょう!





上部のヘリカルギヤー、スパイラルギヤーがタコメーター用のギヤーとなります。
下部のスパーギヤー(平歯車)がオイルポンプ用です。クランクの回転はここに伝わります。


スパーギヤーがなめると下にあるオイルポンプは動きません、タコメーターも動きません。
確かにこの場合は、オイルポンプの異常が確認できますが、このギヤーはまず壊れません。


タコメーターギヤーが壊れた場合、メーターは動かなくてもオイルポンプは正常に動きます。
問題はオイルポンプ内部の劣化です。XS650はトロコイド式オイルポンプを使用しています。


このタイプは内部のローターが磨耗でやせた場合オイルの圧送力は極端に低下します。
このオイルの圧送力が落ちた状態をオイル異常と表現できると思いますが・・・・


タコメーターは何も情報を伝えてくれませんよ!!
雑誌の記事を書いた人が、これを読んで反論してくれると良いんですが・・・・・


アールプロ門倉

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