Q:
xs650(3g5)充電系について |
2009-08-17
質問者:yoshiさん
|
こんにちは。いつもこちらで勉強させていただいています。
現在配線の引き直しをしていて配線図を見ているんですがどうも理解できない点があります。
ステーターから発電された交流がR/Rで整流され直流となりバッテリーへ充電される。
R/RはONとOFFを繰り返している。と言うことはわかっています。
そこで配線図をみてみるとバッテリーからメインヒューズを経てR/R→メインスイッチに赤線が来ています。
メインスイッチからは茶線になりステータとR/R経由で各部へとヒューズBOX内で別れています。
R/RがOFFの時はバッテリーから電流が流れ各部へ供給されているのは理解できるのですが
R/RがONになった時赤のラインは1本しかないのにバッテリーは充電されているわけですよね?
と言うことは赤のラインは一方向性ではないという事でしょうか?
となるとR/Rから充電する為に出た電流はバッテリーに向かうと同時に
メインスイッチにも向かっていることになりますよね?
となるとバッテリーが出す電流よりも強い電流がメインスイッチ側にも流れていると言うことになるんでしょうか?
あとメインスイッチ後の茶線でステーターへ向かうのはブラシに電流を送る為ということは分かったのですが、
R/Rへ向かっているのはR/Rを起動させる為?
に向かっているものと解釈してよろしいでしょうか?
ちなみに実際の線を見てみると茶線の同じ部分から何本か枝分かれしてステータとR/Rに向かっていますが
メインハーネス側のR/Rカプラーの茶線端子部に新たに茶線を一本加えその加えた線を
メインハーネスから来るステーターカプラーの茶線を抜き取ったところに入れてしまうという作業は
問題ありますか?
そうできると配線がまとめやすくなるな?と思ったものですから。
なんだか自分で書いていて訳が分からなくなってきました・・・。
文章力が乏しい為大変読みにくくなっているかと思いますがアドバイスよろしくお願いいたします。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
文章にすると非常に難しいですね!
以下のXS650の基本的な配線を参考にして、ご自分でアレンジしてみてください。
赤線=常時電源、バッテリー(+)に接続され、常に12Vが流れている。
茶線=電源線、メインスイッチがONの時だけ12V流れる線。車で言うACC線とほぼ同様の線です。
さてお問い合わせのR/R回りの茶線と赤線ですが、茶線が入力側、赤線が出力側となります。
茶線から入った12V電源はR/Rを経て、ローターコイルに入ります。
ただし、3G5の場合は例外的にR/Rを経ないで直接コイルに茶線が接続されてしまいます。
そして(?)側の配線がR/Rに入り、アースに落としたり、落とさなかったりで制御します。
256、447の場合は上記の(?)制御ではなく、R/Rからローターコイルに繋がる(+)線に電気を流したり、
流さなかったりで制御するわけです。この場合は(+)制御と言えます。
それにより、ローターコイルが電磁石となり、ステーターコイルより発電が開始されます。
発電された交流電流はR/Rに集められ、そこで直流に整流され、赤線でバッテリーに蓄えられます。
以上は充電系の回路ですが、茶線には様々な系統の電気部品が並列に接続されています。
そしてそれぞれに回路が成立していれば、ハーネスは正常に機能していると言えます。
そしてバッテリーは電気の溜池です。ここに溜められる事により水面の高さ(電圧)は一定となります。
先程も言いましたが、電流は低いところに流れますので、水面の高さはどの部分も同じになります。
ですから、赤線の電圧と茶線の電圧はイコールとなるわけです。
そして赤線同士の電圧も差が出ることはありえません。と言うことで最初のご質問、
バッテリーが出す電流よりも強い電流がメインスイッチ側にも流れていると言うことになるんでしょうか?
答えはノーです!バッテリー電圧と同じです。(ただし配線抵抗等による電圧降下は除外します)
R/Rへ向かっているのはR/Rを起動させる為? に向かっているものと解釈してよろしいでしょうか?
この答えもノーです! 3G5の場合この茶線は電圧感知用に使われています。
アールプロ門倉 |
|