Q:
オイルラインつまり点検、ポンプ点検? |
2009-07-31
質問者:447さん
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いつもお世話になっています。エンジンヘッドから金属音が大きくタペット、カムチェーン調整、がバナーポイント給油を行っても消えません。先ほどエンジン停止直後にタペットカバーを開けたら、IN側タペット部にオイルの付着が湿っている程度しかありませんでした。EX側は滴る位ありました。オイルライン、オイルポンプ異常でしょうか?エンジンを開けないでオイルライン詰まり、ポンプ点検はできますでしょうか?
車種はTX65077年モデルです。 |
A:お答えします |
お問い合わせありがとうございます。
すべてとはいきませんが、ある程度は点検できます。
その前にオイル量はどの位ですか? XS650系はアッパーレベルまで入れないとダメですよ!
オイルフィラーのそばに書かれている2500ccはあまり意識しないで下さい。
あくまでもオイルレベルゲージを基本とします。エンジンを2分ほどアイドリングさせ、
ストップした直後に、レベルゲージを差込み、ねじ込まないで油面レベルを測ります。
この測り方でアッパーレベル位に調整するとベストだと思います。
今まで何機もXSエンジンをバラシテきましたが、明らかにオイルが廻っていないだろう
カムの焼き付きやロッカーアームの摩耗をたくさん目にしてきました。
他のエンジンでは上限までオイルを入れろなんて絶対に言いませんが、
XSに関しては例外です! 常に上限まで入れてください!
さて本題のオイルポンプとオイルラインの点検ですが、
左ケースカバーを外せばほとんど点検できます。
左ケースカバーを外すとタコメータードライブギヤが見えます。
その奥にあるのがオイルポンプです。ただしオイルポンプを見ても良否判定は難しいんです。
そのオイルポンプからケースの上下に通路が繋がっています。
下の穴はオイルの吸口でオイルパン内のオイルフィルターにつながります。
ここは下のオイルフィルターカバーを外せば点検できます。
上の細長い楕円の穴はその後 2分割され、片方はクランクへ、もう片方はヘッドに上がります。
ヘッドの方はオイルパイプを経由して、ロッカーシャフトに入りロッカーアームから出てきます。
クランクの方はクランクシャフトを通り、両方のビッグエンドから出てきます。
オイルを多めに入れても、ヘッド周りのオイル量が少ないようでしたら、
オイルポンプの交換とオイル通路の洗浄が必要でしょうね。
もう既にカムシャフトやロッカー回りが焼きついているかもしれませんので、
出来れば分解して点検したほうが良いかも知れませんよ!
アールプロ門倉 |
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