Q: XS650E 失火原因
2009-05-08  質問者:横山さん
お世話になっております。Q&A等で勉強させて頂き大変助かっております。
早速ですが、最近購入した72年式XS650Eで、30分位走りエンジンが温まると全域に亘り失火する現象が起きました。その後コンデンサー、ポイント、プラグ(BR8ES)を交換し、ましになりましたが2000rpm以上から回すとたまに失火してしまします。しばらく走ると正常になります。エンジンは一発始動でアイドリングは安定しています。
電装系は以下を確認済みです。
?ヒューズは板ヒューズ?バッテリーは新品同様?タイミングライトでアイドリング時Fマーク、2500rpm進角開始、3500rpmで最大進角位置、回転落とすとFマーク戻り、フラツキなし?ポイント面の火花なし?ポイントギャップ0.4??ポイント新品交換時ポイント面脱脂・・・です。
今回、IGコイル、ハイテンコード、プラグキャップ、ガバナースプリングを貴社に注文し交換予定です。それでもだめな場合の確認事項、交換を要すると予想される部品があればアドバイスを頂きたく。尚、プラグは元々抵抗入りだったのですが、無い方がいいでしょうか。以上お忙しい処、お手数ですがご回答頂ければ幸いです。
A:お答えします
お問い合わせありがとうございます。


きめ細かな整備をしていらっしゃるようですね。
この調子で整備していただければ絶好調は目の前だと思いますよ。


さて、今回のケースは「30分位走りエンジンが温まると・・」がキーワードじゃないでしょうか!
熱を持つと不具合が発生する! この症状の最右翼はコイル不良です! 


IGコイル、ローターコイル、ステーターコイルを充分調べてください。
もちろん電気系以外にもキャブやバルブクリアランス等、熱の影響が大きい部分もあります。


しかし今回は症状の出方から推測すると、電気系が最も怪しいと思われます。
とりあえず電気系に絞った点検でよろしいのではないでしょうか。


もし熱の影響は問題なしという結論でしたら、振動による接触不良が次に考えられると思います。
電気系に関しては熱と振動の両面から攻めてみてはどうでしょうか?


最後にプラグの件ですが、ぜひ抵抗無しのB8ESまたはB7ESをお使いください。
プラグ、プラグキャップ共に抵抗無しが標準設定となっています。


アールプロ門倉

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