Q: エンジン始動について
2009-03-27  質問者:碧 ただしさん
念願のXS1-Bに乗り始めたのですが、始動時はスムーズにエンジンがかかるのに、いったんエンジンを切り、30分ぐらいして再始動しようとすると、なかなかエンジンがかかりません。ちなみにプラグは被り気味のようです。どのような原因が考えられるのでしょうか。よろしくご教授ください。
A:お答えします
こんにちは。


エンジンが冷えている時の始動は、もちろんチョークを使いますよね。
逆に温まっている時は、当然チョーク無しで始動しますね!


それでは中途半端な温度のときはどのようにして始動していますか?
たぶん30分後の再始動とはちょうどこのタイミングなのではないでしょうか?


エンジン温度が低いほど、始動時には濃い目のガスが必要になります。
チョークを使用することにより、ガスを濃くすることができるわけですね。


チョーク以外でガスの濃さを調整したい場合はアクセル開度でも調整できます。
この場合はアクセルの開度により空気の量を調整するわけです。


全閉と半開では半開の方が空気量が多いため結果的に薄くなります。
2ストエンジンなどで、ガスが濃すぎてプラグをかぶらせてしまった時、


アクセル全開にして何回かキックすると、かぶりが取れてエンジンが復活しますよね!
あれは大量の空気をシリンダー内に送り込む事により、ガスの濃さを調整しているからなんです。


それではガスの濃い順に箇条書きにしてみます。
1)チョーク+アクセル全閉
2)チョーク+アクセル半開
3)チョーク無し+アクセル全閉
4)チョーク無し+アクセル半開


下に行くほどガスは薄くなります。この時のアクセル開度は固定です。
キック時にアクセルを変化させると解らなくなりますので、その開度に固定して始動します。


もちろん始動後はすぐに戻してかまいません。
要するにその時のエンジン温度に見合ったガスの濃さを作り出してあげれば良いわけです。


当然濃すぎても、薄すぎても始動性は悪くなります。
中途半端な温度の時、エンジンがかかりづらいの濃すぎなのか、薄すぎなのかも知りたいですよね!


がんばって試してみてください!
アールプロ門倉

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