Q: 白煙
2008-01-24  質問者:ミート君さん
いつもお世話様です、650SPフルトラのミートです。先日のガソリン漏れの質問に便乗ですが。私の場合はオーバーフローが外に出ないで、エンジン内部に入り込む厄介な方でして(シリンダとピストンをすり抜けるガソリンの浸透性って凄いんですね)これが原因だったと思いました。何故にキャブ本体からオーバーフローせずにエンジン内へ流れ込むんでしょうか?。現在ボーリングの為外注に出して作業できませんが、コックはON OFFタイプ、マニホの負圧パイプも栓をし、ジェット類は穴が通り、フロートバルブも詰まり無し劣化無しの(門倉様が嫌いなキャブです)新品に近いキャブです。エンジンをかけしばらくするとオイルはいつもガソリン臭くなり、オイル交換ばかりしていましたし、怪しいキャブ側のプラグが異様に湿っていました。片側の火が弱い(ぎりぎり規定範囲内)のが原因だと思い込んでいました(圧縮あり、点火時期進角OK、イグニッションとパルサの抵抗も規定範囲内、残るはあれですね)。原因はキャブでフロートの油面が一番怪しいですね?新しいキャブなので油面だけは見もしませんでした。自分の知識の無さに目頭が熱くなっています。アドバイスお願い致します。
A:お答えします
こんにちは。


コックを替えているんでしたら、エンジン回転中にオーバーフローで落ちてる訳ですよね?
だとすると、かなり大量に溢れていると思われます。すぐに片肺状態となりますね。


外に溢れでないで、中に入りこむ現象はキャブの構造と溢れるガスの量に起因します。
通常付いているオーバーフローパイプ(ホース)から出る場合はエンジン外部に流れます。


迷路のように複雑入り組む、空気やガスの通路から流れ出る場合は最終的に、
パイロットエアーの取り入れ口から溢れだし、クリーナーボックスに流れます。


フロートバルブでほとんど止まらずに、ガソリンがフロートチャンバー内に流れ込む場合は
油面がどんどん上がり、チャンバー内が満タンになって、ジェットニードルから溢れ出します。


こうなると、インマニに一直線です。バルブをすり抜け、ピストンリングのギャップを抜けて
さらに下に落ちていき、最終的にエンジンオイルに混ざってしまいます。


オーバーフローは絶対に何らかの原因によって、引き起こされます。
その原因が何であるか?じっくり探って下さい。もちろん油面が一番怪しいとは思いますが・・


油面設定はキャブセッテイングの基本であり、これが狂うとジェットセッティング
その物が無意味となってしまいます。


バイクいじりって本当に楽しいですね。少しづつ理解していけば良いんじゃないですか!
特にキャブレターは奥が深いですよ!僕も20年位前に徹底的に勉強しました。


その時の経験から、ケ○ヒ○嫌いになってしまったんですが、
その後のケ○ヒ○の進歩って目覚しいですよね!たぶん今イジルと好きになるかも??


でもヤマハ車、スズキ車はミクニでしょ。ミクニキャブばんざ?い!
「キャブと電気を征する者が旧車を征する」という格言があります。これからも頑張りましょう!


アールプロ門倉

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