ニ次減速比
2021-12-17
XS650で5速100km/h位で走行していると、思わずありもしない6速にシフトアップしてしまう! 
どなたもこんな経験が一度や二度はお有りだと思います。


純正スプロケットの歯数はフロント17T、リヤ34Tですから、二次減速比は2.00となります。
手持ちのXS650SPカタログの走行性能曲線図を見ると5速100km/h時の回転数は約4,000rpmです。


XS650を流して乗った場合、一番心地よい回転数はどのくらいでしょうか?2500rpmから3500rpm位ですよね。 と言う事は80km/h位が流して乗るにはちょうど良い回転数だと言えます。


しかし高速道路で80km/hはかえって危険です。せめて100km/h位で気持ち良く巡航したい。
そんな願いを可能にする!それはスプロケットの歯数を変えてハイギヤードにする事です。


下記のギヤ比設定をご覧下さい。17T,18Tはフロント、30T-34Tはリヤの歯数です。
   17T 18T
30T 1.76 1.66
31T 1.82 1.72
32T 1.88 1.78
33T 1.94 1.83
34T 2.00 1.89


再度確認しますと、純正は17T-34Tで減速比は2.00となります。走行性能曲線図によると5速100km/h時の回転数は4,000rpmです。


僕の車両で例えると17-32T(減速比1.88)ですから、純正より6%(1.88÷2.00=0.94)ハイギヤードです。
ですから5速100km/h時の回転数は3,760rpm(4000x0.94=3760)となります。


街中では純正と較べてかなり落ち着いた走りができますし、発進も気を使わずにすみます。
1速から5速まで充分に堪能できますが、正直高速ではもう1速欲しいな感は多少残ります。


僕自信は減速比1.88で満足していますが、高速多用ですと1.82位が良いのではないでしょうか?
ちなみに減速比1.82(17T-31T)で100km/h時の回転数は3,640rpmとなります。


この位ですと、高速走行がストレス無く楽しめるのではないでしょうか?
ただしパワーの落ちている車両だと、発進時に多少のハンクラが必要になる場合もあるでしょう。


上記の設定表を参考にして、好みの減速比をお選びください。
なおフロント18Tを装着の場合、シフトシャフトガードの撤去が必要となります。


なお750ccにボアアップしたエンジンの場合は減速比1.8以下でないとボアアップした意味がなくなります。

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