☆TM-RSキャブ取り付け ☆キャブの同調調整
2021-12-17
ミクニ「TM-RS」 基本セッティング M/J-#125 P/J-#20 P/S-半回転戻し

XS650用ミクニ「TM-RS」キャブは多くのユーザーに大好評を頂いています。 
ほとんどのXS650はこの基本セッティングのままで、すこぶる調子の良いエンジンに変貌します。

このキャブを付けてもまだエンジンが不調な場合はキャブ以外に不調の原因があると考えられます。
実際、不調を訴える何人かの「TM-RS」ユーザーにご来社頂き、点火系の調整やバルブクリアランスの調整、同調調整などをして、調子が良くなった例が数件あります。

キャブを交換されるお客様はエンジン不調の解決策としてキャブ交換に踏み切る方が多いと思います。
ところが実際の原因はキャブ以外にあったり、複合的にキャブ以外にも原因がある場合も多いようです。

交換しても調子が出ない場合は基本的なエンジン調整を再度おこなってください。
またキャブの同調調整は特に重要です。
同調が取りきれない場合はエンジン本体に異常があるとお考え下さい。

左右の気筒のコンプレッションやバルブの状態は必ずしも均一ではありません。
どちらかが特に劣化している場合も多く見られます。
この場合はキャブの同調調整で補いきれない状態となります。

【注意】XS1、XS650Eなどの256系に装着する場合はサイドカバーの加工が必要となります。


XS650用ミクニ「TM-RS」キャブレターの取りつけ方法

(1) 純正キャブ、インマニ、クリーナーボックスを取り外します。
(2) 付属のインマニを取りつけます。この時、液状ガスケットを必ずご使用下さい。
(3) キャブを取りつけます。取り付けバンドを締め過ぎないようにご注意下さい。動かない程度でOKです。
(4) スロットルグリップにアクセルワイヤーをセットします。
(5) アクセルワイヤーをキャブにセットし、ほぼ遊びの無い位置でタイコのネジを締めつけます。
(6) ワイヤーエンドにアルミチューブを差しこみペンチで潰します。
(7) グリップのワイヤーアジャスターでアクセルワイヤーの多少の遊びを作ります。
(8) 燃料ホースを取りつけます。コックが2個の車両はTパイプで左右を繋ぎ、1個にまとめてつなげます。
(9) 負圧コックはインマニのパイプに負圧ホースを差し込み、ON-OFFコックはメクラゴム差込みます。
(10) エアークリーナーを差込みバンドで固定します
(11) エンジンを始動し、アイドルアジャストスクリューでアイドリングを調整します。
(12) キャブをタイラップでフレームより吊り下げます。こうしないとインマニが割れますので御注意下さい。
(13) 必要に応じて同調調整、キャブセッティングを実施してください。


キャブレターの名称、セッテイング方法

■M/J(メインジェット): 各サイズ@1,000円 
アクセル開度1/3以上で燃料の量を決めます。
数字が大きければ燃料が濃くなり、小さいと薄くなります。

■P/J(パイロットジェット): 各サイズ@1,000円 
アイドリング付近の燃料の量を決めます。
数字が大きいと燃料が濃くなり、逆に小さいと薄くなります。

■J/N(ジェットニードル):
アクセル中開度付近の燃料の量を決めます。
J/Nのセッティングはほとんどの場合クリップ位置の変更です。

■クリップ位置: 
クリップを上に付けると燃調が薄くなり、逆に下に付けると燃料が 濃くなります。

■アイドルアジャストスクリュー:
このネジを締めるとアイドリング回転数が上がり、緩めると下がります。

■P/S(パイロットスクリュー):
アクセル全閉付近の燃料の量を決めます。スクリューを閉めると混合気が薄くなり、緩めると濃くなります。
一番締めた状態から1回転戻しが標準とされます。1/2から1回転戻しの間で適正な位置を探してください。

■同調調整:
左右のキャブのスロットルバルブが同時に開き始めないと、スムーズに回転が上がりません。左側のキャブに、右側キャブを同調させます。

■オーバーフロー:
ガソリンがキャブから外に流れ出すことを言います。
ほとんどの原因はタンク内のゴミやサビです。
タンク内をよく洗浄してください。

■油面調整:
ゴミ以外の原因でオーバーフローしやすい場合や全体的に濃すぎて各ジェットでの調整範囲を極端に超えている場合は油面の高さを調整します。

キャブを逆さにした時、フロートが引っかかる真鍮の板が水平になる位置が基準です。多少上に曲げると油面が低くなり、オーバーフローしにくく、混合気は薄くなります。この逆にすると濃くなります。
 キャブレターの同調調整

1)インマニまたはキャブレター本体に
 バキュームホースを差しこみます。
2)エンジンを始動してアイドリング時と 
 回転上昇時の針の動きを比較します。
3)この時メーター下部のナットを左右に
 回し針の振れを落ち付かせます。
4)左側キャブ(1番シリンダー)が基準と
 なります。
5)右側キャブの頭部カバーを外します。
6)中の+ビスを少し緩め、12mmスパナ
 で六角ナットを回し調整します。
8)左右の針の動きが同一になるよう
 調整してください。

キャブレター同調ゲージ(2-4気筒用) 10,000円 
 

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